マスクの要らなかった時代からマスクありきに変わった今、〝素をキレイに見せる〟メークが加速しています!withマスク時代の正解メークを、人気ヘア・メークのイガリシノブさんに解説してもらいました。
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マスクなし時代▶マスクありきの今
メークはバランスが大切。これまでは全顔の印象だけを考えればよかったけど、今はマスクをつけた顔と外した顔、どちらもイメージしつつメークを考えるべきなんです。肌は内側から発光するように広く上品なツヤを湛え、眉はカラーマスカラを活用して自眉にハリを与えます。フレームは少し丁寧に整えるときちんと感もアップ。上半顔だけでも成立するようにアイシャドウはグラデーションで印象的に。チークは肌馴染みの良い色を少し上位置に塗布。唇は小さめに描くと、マスクを外した時もバランスが崩れる心配もありません。特に下半顔にエイジングサインが現れる美ST世代は、マスクを外した時との落差をなるべく軽減するように意識してみましょう。
教えてくれたのは……ヘア・メークアップアーティスト イガリシノブさん
【マスクなし時代】眉&リップがポイントだった
1:眉&目/眉もまぶたも抜け感を重視してアバウトに
2:肌/ツヤツヤ肌ほど若見えと信じて肌を光らせていました
濡れたようなツヤ肌が若見えするとクッションファンデの愛用者が急増。でも今はマスクへの色移りも気になるし、部分的に仕込んだクリームハイライトも、白マスクとの対比で悪目立ち。
3:リップ/赤茶のリップをラフに塗って1点集中!
ポイントは唇に。美肌見えするブラウンレッドのリップをたっぷりアバウトに塗りボリュームUP。でもマスクで隠れるとバランスが悪く、つけ外しのたび色落ちが気になります。
【マスクありきの今】全体的に淡くて透け感がマスト
1:眉&目/大豊作のカラーマスカラで平行眉に&まぶた、まつ毛のキワを軽やかに整えて印象UP
自眉にほんの少しハリとボリュームを与える程度がマスクにベストバランス。角度はマスクと平行が自然。きちんと描かれた眉がフレームの役割を担って、顔の印象を整えます。
左:2色を混ぜて毛のない部分を丁寧に埋めて。濃淡を整えます。アディクション プレスド デュオ アイブロウ Almond Duo ¥2,750 (ADDICTION BEAUTY)中:紫の眉マスカラでハリと抜け感を。フーミー マルチマスカラ lady purple ¥1,650(Nuzzle) 右:眉尻はパウダーで終わらせるより、リキッドでキレイに整えると顔が引き締まります。同 アイブロウリキッド マイクロ Espresso ¥2,750(ADDICTION BEAUTY)
マスクの時はアイメークは少し濃いめに。1点盛りより相乗効果で印象UPを狙えばマスクを外しても好バランス。淡いグラデシャドウとインサイドライン、マスカラも不可欠。
左:右上で上下を囲んだら右下をまぶたの中央に、左下を二重幅部分にオン。寒色でスッキリ。ヴォランタリーベイシス アイパレット EX06 ¥6,820(セルヴォーク)右:黒目上中央内側に仕込んで。ラッシュセラム アイライナーEX ブラック ¥1,540(アヴァンセ)
2:肌/中から発光するように面で整えるのがベスト
スキンケア効果の高いファンデーションとパウダーで、素肌自体が潤っているように演出。全体がサラツヤ肌ならマスクをつけても外してもキレイ。色移りも防げます。マスクから覗くCゾーンを整えるのも大事。
ツヤ下地とピンクかブルーのコントロールカラーを全顔に塗り、保湿ファンデを顔中央に薄く塗布。左:タンクレームエクラn 全8色 SPF25・PA++ 25g ¥14,300(クレ・ド・ポー ボーテ)右:パウダーで自然なツヤを演出。B.A フィニッシングパウダー ※ケース込み ¥13,200(ポーラ)