人生に行き詰まった時「出会いは、人生を大きく好転させる突破口となるものです」と話すのは、作家、ブロガーのワタナベ薫さん。それも単に出会いの数を増やせばいいわけではなく、“良質な出会い”を果たすことが、とにかく重要とのこと。
いい出会いを呼ぶための10の行動をご紹介します。
シンプルに考え素直に動く。
チャンスの神は前髪しかない! 目の前をすぐに過ぎ去ってしまって、後ろ髪をつかむことができません。そのため、もし少しでも「いいかも」と思う物事と出会ったら、迷わず行動に移すこと。あまり複雑に考えず、身軽なスタンスで直感に素直に従おう。
揺らがない軸を持つ。
これは周りから見た時の魅力の問題。軸がブレている人は、あまり信頼されず、何かを任されたり、人を紹介されたりすることが少ないでしょう。一方、信念をしっかり持っている人は、安定感があり輝いて見える。「誰のためでもない自分の人生」と思うことが秘訣。
なぜ出会いたいのか、動機をはっきりさせる。
漠然と出会いたい、と思っているより、その動機を具体的に思い描いたほうが、出会いの可能性は俄然アップ。たとえばキャリアアップにつながるキーパーソンに出会いたい、など。それがどんな人物で、どんな状況で出会うのか、映像化できるほど鮮明にイメージして。
直感力を身につける。
直感力とは「未来に起きる出来事を感じる力」のこと。これを身につけると、出会いのチャンスにもれなく反応ができるように。鍛える方法は、ふと思い出した友達に連絡をするなど、頭をよぎったことは即実行。また、何度も同じ情報が目についた時は、深掘りを。
ネガティブな発言をしたら、ポジティブワードで締める。
弱音を吐くなど、時にはネガティブな発言をしたくなることだってある。それは息抜きとして、悪いことではありません。ただ、その後は必ずポジティブワードで締めること。「疲れた…でもがんばった!」と加えると、好感を持たれるし、自分も前向きになれる。
ため息をついた後は、深呼吸をする。
ため息は“猛毒”ともいわれています。それは、心配事や不安を抱えている時に出てしまうもの。でも、生きていればため息だって出ます。そんな時には、ため息に続けて、それを吸い込むように深呼吸。すると、むしろ気持ちよく、心も落ち着くはず。
ポジティブに思い込み、信じる。
現実は、すべて思い込みが作っています。たとえば、今お金がないのは、お金に対する不安があるからで、彼氏がいないのは、付き合うことへの恐れがあるからでは。それを、「私は出会い力がある!」とポジティブに思い込むのです。固く、深く信じれば、実現へ。
人に対してリアクションをきちんとする。
人は自分が話している時、相手が「うん、うん」と声に出して相槌を打ってくれたり、うなずいてくれたりすると、とても嬉しい気持ちになります。とくに笑顔でのリアクションは最強! その好感により、話し手がステキな出会いをアシストしてくれる可能性大。
相手ではなく、自分の感情をコントロールする。
対人関係で腹が立つこともあると思いますが、怒ることを“選んでいる”のは、ほかでもないあなたです。感情は自分の選択によって決まります。そのため、負の感情に囚われない自分でいられれば、苦手な人が周りから消え、心地よい出会いが呼び込めるのです。
掃除を習慣づけて、身の回りをきれいにする。
部屋の清潔感と出会いは、実は大いに関係しています。部屋が汚いと気の流れが悪くなって、いい出会いは寄ってきません。一方、部屋がきれいであれば、出会いの質は向上。こうして行動することで、前向きなエネルギーもアップ。掃除はこまめに行いましょう。
ワタナベ薫さん 作家、ブロガー。美容、健康、メンタルなど女性が内外からキレイになるための独自のメソッドが人気。近著は『生きるのがラクになる ネガティブとの付き合い方』(小社刊)。
※『anan』2018年12月12日号より。イラスト・金安 亮 取材、文・保手濱奈美
(by anan編集部)