こんにちは、コスメ&メイクライターの古賀令奈です。目を大きく見せようとしてもうまくできなかったり、派手になりすぎたりと、失敗しがちではありませんか?今回は、いつものやり方を少し変えて、ナチュラルに目を大きく見せるメイクテクニックをご紹介します。
アイシャドウ:ベースカラーの範囲を広げてさりげない陰影を
ナチュラルメイクでは、色をあまり主張させすぎないのがポイント。締め色やメインカラーなどが目立つと派手に見えやすいため、これらを塗る範囲は控えめにしておきたいところです。
アイシャドウで自然に目を大きく見せるなら、ベースカラーの範囲を広げてみましょう。眼球に沿わせるようにブラシを動かし、大胆に入れてみてください。まぶたの陰影がさりげなく深まり、目元の印象が強まります。
使用したアイシャドウはSUQQU「シグニチャー カラー アイズ」04 純撫子(税込7,700円)。女性らしさと凛とした印象を兼ね備えた大人に似合うピンク系パレットです。今回は右上のサーモンピンク(B)をベースカラーとして使っています。
アイライン:アイシャドウの締め色と近い色ならしっかり引いても上品に
ナチュラルに仕上げつつも目を大きく見せるなら、アイラインは主張させすぎずなじませることを重視したほうがよいでしょう。
純撫子のようなピンク系パレットはブラウン系のアイライナーでも問題ありませんが、どうしても暗く重たくなり、ナチュラル感も薄れてしまいます。大人の目元にアイラインを主張しすぎると、くすみも目立って感じられるでしょう。
自然かつ印象的な目元にするときは、アイライナーは締め色と近い色や同系色を選ぶのがおすすめです。目頭から目尻までしっかり引いても上品に仕上がります。
使用したのはCHANEL「スティロ ユー ウォータープルーフ N」36 プリュンヌ アンタンス(税込3,520円)。涙・湿気・皮脂に強く、くっきりしたラインを長時間キープします。
マスカラ:赤みの少ないダークブラウンで自然に目力アップ
ナチュラルなマスカラの定番カラーといえばブラウン。しかし、ブラウンの色みによっては、目力がダウンしてしまうことが。画像左のようにまつ毛本来の色よりも明るい色のマスカラを使うと抜け感は出るものの、目力としては弱まったように感じやすいです。
まぶたのハリが気になり始める世代にとって、明るすぎるまつ毛は目元を寂しげに見せる原因にもなります。特に、赤みのあるマスカラはまつげの存在感が弱まりやすいのでご注意を。ブラウン系のマスカラを選ぶときは、赤みの少ない深みのあるカラーを選ぶとよいでしょう。
こちらは深みのあるダークブラウンで仕上げた状態です。カールと長さを与えてしっかり主張させても、まつ毛本来の色に近くナチュラル感を保てます。ブラックよりもやさしく、ライトブラウンよりも存在感を出すことができ、バランスのとれたメイクが叶います。
使用したマスカラはrom &nd「ロムアンド ハンオールフィックスマスカラ」L03 LONG HAZEL(税込1,430円)。セパレートされた長く上向きなまつ毛を演出し、ウォータープルーフ効果で汗や皮脂にも強い一品。L03 LONG HAZELは赤み少なめで適度な深みをもったダークブラウンです。
ナチュラルに目を大きく見せるコツは、本来の肌やまつ毛、もしくはベースとなるメイクの色にできるだけ近い色を使うこと。色を溶け込ませながら主張したい部分をこっそりと盛ることで、自然に目を大き見せることができます。
今回ご紹介した方法はどれも簡単にできるので、ぜひ試してみてくださいね。