他人の言葉で傷ついたときは… 心を回復させる3つの魔法

たくさんの人と関わる中で、ズキッと傷つく言葉をぶつけてくる相手と出会うこともあるでしょう。理不尽な言葉によってできた傷を、スムーズに癒す方法はあるのでしょうか？

fumumu取材班が、心を回復させるための方法を聞いてきました。

「自分がどれだけ傷ついたのか、まずは自覚することが大切だと思います。相手のどんな言葉で傷ついたのか、どうして傷ついたのか自分でわかっていないと、どのように気持ちをケアしていいのか考えられないから。
私は過去、ショックなことを言われても『これくらいたいしたことない』『相手に悪気はないんだし』と気にしないようにして、余計にモヤモヤしてしまったことがありました。
もし周りから『それくらい気にしないほうがいい』と言われても、自分が傷ついたならそれが事実なんですよね。つらかった、悲しかった！　と認めたほうが、気持ちが回復しやすいと思います」（30代・女性）

「発言にグサッときたときは、相手の背景を考えることが癖になっています。どうしてそんなことを言うんだろう？　と考えると、私ではなく、相手が問題を抱えていると気づくんですよね。
私が会社で新人だったときに、先輩から『周りに頼ってばかりじゃダメだから』と冷たく言われたことがあって。自分の仕事を他の人に回しているつもりはなかったので驚いたけど、『この人は新人時代に誰にも助けてもらえなかったんだな〜』と考えたら、気持ちが怒りに変わるのをストップできました。
生活に余裕がある人なら、他人を言葉で攻撃しないですよね。言われた側ではなく、トゲのある言葉を使う相手がかわいそうなんだ…と考えると、なにか言われても動揺しにくいと思います」（20代・女性）

「相手の言葉を気にしないように振る舞ったり、無理に明るくしようとしたりせずに、自分にとことん同情して甘やかすのがおすすめです！
『気にしない、大丈夫！』と気持ちを切り替えようとする人もいるけど、感情に蓋をするのは逆効果だから。人が傷ついていたら慰めるのに、自分が傷ついているときは無視する人って、意外と多い気がします。
『あんなこと言われてめちゃくちゃかわいそう』『傷ついたから今日は好きなことしてよし！』と自分にやさしくしたほうが、私は気持ちが早く回復します」（20代・女性）

人の傷には敏感なのに、自分の傷には無頓着な人。輪を重んじる日本だからこそ、そういう性格の人は少なくない気がします。

まずはどれだけショックを受けたのか、自分の心と向き合う時間が必要なのかもしれないですね。