じゃがいもをスライスして揚げただけのお菓子、ポテトチップス。シンプルなのになぜこんなにもおいしいのでしょうか。それは、パリッ、サクッとした食感に加え、味のバリエーションが豊富なこともひとつにありそうです。そこで、20代~30代の女性が集まるanan総研メンバー約200人に「好きなポテトチップスの味」をリサーチしました。ランキングで紹介します!
女性約200人に聞いた「ポテトチップスの味」人気ランキング
まずは、ポテトチップスの好き嫌いについて聞きました。
Q. ポテトチップスは好きですか?
はい 67%
いいえ 12%
どちらでもない 21%
約7割の女性が「はい」と答えました。この数字、あなたはどう見ますか? 筆者は意外と少ないと思いました。しかも、「いいえ」が1割強もいるとは想定外です! 好きな人の具体的な理由は次の通り。
「ポテトフライも大好きだし、とにかくじゃがいもが好きだから」(29歳・会社員)
「噛み応えがあり、食べている感じがする」(34歳・会社員)
「間違いない美味しさで、食感も好き」(34歳・専門職)
「香ばしさと食感、そして程よい塩味」(22歳・大学生)
「疲れてる時に塩分が沁みる」(23歳・会社員)
「サラダにかけても食べられるし、運動した後に塩分がよりおいしく感じます。家にストックがないと不安になるかも…」(31歳・会社員)
共感の嵐ですね。ポイントは、食感、塩分、じゃがいも、でしょうか。この3つが多くのポテチ信者を生み出している大きな要素と見てよさそうです。また、次の意見は「いいえ」と答えた人の理由と紙一重とも言えそうな…。
「カラダに悪いスナック菓子の元祖な感じ。いろいろなかたさ、味があって楽しいから」(35・専門職)
「罪悪感を感じて、それが逆にいいから」(31歳・会社員)
「カラダに悪い」「罪悪感を覚える」。これらをプラスと取れば「好き」、マイナスと取れば「嫌い」になるのでしょう。こうした受け取り方は、その時の気分やカラダのコンディションにより変化するのかもしれませんね。
それでは、ポテトチップスの味、人気TOP3を発表します!
第3位 サワークリームオニオン
「海外のポテトチップスだと定番の味! クセになる飽きない味!」(27歳・自営業)
「やみつきになるうま味で、手が止まらなくなる」(22歳・大学生)
「濃い味がより食べたくなる」(35歳・専門職)
サワークリームオニオン味は各社から出ていますが、筆頭に挙がるのはやはりプリングルズでしょう。まさしくクセになる味! 濃い味と断定できるので、美味しいですけど適量に留めたほうが身のためですね。でも、おいしい、食べたい、いいか、食べちゃおう。この葛藤の末にいつも食べ過ぎてしまうのがちょっとした幸せです。
第2位 うす塩 コンソメパンチ (同率)
うす塩
「昔からなじみのある味だから」(34歳・専門職)
コンソメパンチ
「味が濃くて美味しい」(23歳・会社員)
「いろいろ味は出ているけど、やはり王道のコンソメが一番おいしい!」(31歳・会社員)
王道の2つの味が2位にランクインしました。両者ともシンプルではあるけれど、あっさりとこってりに味タイプがわかれますね。コンソメパンチのパンチとは、勢いがあることを言い、カルビーの公式HPによると、コンソメパンチが発売された当時(1978年)の流行語だったことからコンソメ味につけたのだそう。確かに目をひく印象的なワードですよね。
第1位 のり塩
「シンプルで好き」(33歳・会社員)
「これ一択! コンソメとかの化学的な味が苦手」(37歳・会社員)
筆者も大好きな味が頂点に。のり塩の歴史は古く、それは遡ること60年前の1962年のこと。アメリカのお菓子だったポテチが日本に上陸し、最初に発売されたのが湖池屋ののり塩だったそうです(湖池屋公式HPより)。青のりが爽やかに香り、程よい塩気が食欲をそそる、この絶品中の絶品が日本におけるポテチの歴史のスタートだったとは…。これからはのり塩を食べる度に感慨深く感じることでしょう。
1位までをお伝えしましたが、ほかにもさまざまな味が集まりました。いくつかご紹介しましょう。
番外
「梅味。夏に期間限定で販売されることの多い味ですが、暑い日にさっぱりした酸っぱさがたまりません」(31歳・会社員)
「わさび系。爽快感がある」(23歳・会社員)
「チーズ味、トリュフ味。お酒にとても合う。トリュフは最近流行っていてうれしい」(34歳・会社員)
「無塩。飽きないから」(33歳・会社員)
「ブラックペッパー」(29歳・会社員ほか)の声も目立ちました。また、「かたあげ」「からむーちょ」「すっぱむーちょ」など具体的な商品名を挙げる人もちらほらいました。味と聞いているにも関わらずなので、大好きなのだと推測します(笑)。
以上、女性約200人に聞いた「ポテトチップスの味」人気ランキングでした。日替わり、は言い過ぎかもなので、週2、3回でさまざまな味を楽しむのもアリですよね。ポテチ、万歳!
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