自分には才能がないと嘆いたことはありませんか? そんなことはありません。本来、人はもっているとされている能力のごく一部しか使えていないのだそう。心理テストであなたの潜在能力を診断しましょう! また、その能力を活かすヒントにもなる、メンタルスキルコーチ直伝の自己肯定感アップのアイデアも併せて紹介します。
あなたの潜在能力がわかる
自分の本当の能力がわかっている人はほとんどいないでしょう。人気占い師・心理テストクリエイターの脇田尚揮さんによる心理テストで、あなたの潜在能力を診断しましょう。
Q.絵の中であなたが一番最初に目に留まったものはどれですか?
A:カメ
B:ヒトデ
C:右上の魚の大群
D:左下の魚の大群
あなたはどれを選びましたか? さっそく結果を見てみましょう。
A:「カメ」を選んだあなた……知識を取り入れ情報を発信できる才能
あなたは知識や情報を柔軟に取り入れ、自分なりの言葉に置き換えて周囲に発信できる能力を潜在的に持っています。弁舌さわやかで会話も上手く、客観的に物事を捉える側面と主観的な意見の2つを持っているので、ビジネスの場面では重宝されることも。
B:「ヒトデ」を選んだあなた……リーダーシップと熱意の才能
あなたは潜在的にリーダーシップ気質で熱意によって、周囲を引っ張っていくタイプ。自分の信念ややる気を理路整然と周囲に伝えることができる才能があるようです。周囲にわかりやすく目標を提示できるので、そんなあなたについてくる人は多いはず。
C:「右上の魚の大群」を選んだあなた……アーティスティックな感性の才能
あなたはアーティスティックな感性にあふれているよう。そのため、自分の感覚を形にすることに長けているでしょう。人当たりがよく“柔らかさ”と“スマートさ”の両方を持ち合わせているあなた。誰かのためになることに喜びを感じる傾向にあり、親切心や博愛精神が人一倍強いようです。
D:「左下の魚の大群」を選んだあなた……先見の明に優れカンが鋭い才能
あなたは過去に学んだ経験から、未来を予測するのが得意なタイプ。独自の理論とカンの鋭さを持っており、先見の明を持っていると言えるでしょう。ややマイペースな部分もありますが、自分のリズムが許される環境だと大きな成果を出せるでしょう。
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※ 文・脇田尚揮
※ 2021年7月23日配信
たった1分間できる自己肯定感UPメソッド
プライベートで嫌なことがあり落ち込んでいるときも、職場で仕事を褒めてもらったりすると、自己肯定感が少し回復したりする…ということ、きっと誰でも経験があるはず。一般的には、自己肯定感はそんなふうに“他者から評価されることで上がるもの”と思われがちですが、メンタルコーチの中島輝さんによると、他者がいなくても、自分一人で上げられるそう。自己肯定感を上げるメソッドを教えてもらいました。
つい考え方がネガティブなほうに向かう人は…感情の歪みに気がつく“見つめ直しメモ”
ネガティブになる思考のクセを見つけることができます。
中島輝さん 常にそんな気持ちに苛まれてしまう人は、自動的に思考がネガティブになってしまうクセがついていて、ネガティブになっていることにすら気がついていない。まずは、“自分は思考がネガティブになりがち”という感情の歪みに気がつくことが第一歩。そのためには“見つめ直しメモ”にトライしましょう。一日の終わりにその日を振り返り、〈ネガティブな気持ちになったのは、いつ、どこで、誰と、何をしていたときか〉と、〈そのときパッと浮かんだ感情〉をメモします。これを毎日繰り返すことで、どんなときに自己肯定感が下がる傾向か見えてくるので、同じような思考に陥りそうになったとき、“今日は自己否定的な思考になっている!”と気がつき、思考の向きを修正できるようになります。帰り道にスマホにメモをするだけでもいいので、とても簡単です。
コンプレックスが気になってしょうがないなら…ポジティブな視点に導く“チャンク・テクニック”
視点を変えて考えれば、実は強み&武器になります!
中島輝さん コンプレックスは、なくそうとするのではなく、認めた上で“どう使うか”を考える。まずは自分がコンプレックスだと思っていることを、“ざっくり曖昧な視点”ですくい上げます。それが〈チャンクアップ〉。その次に、そのコンプレックスをいろんな角度から見て、良い側面を見つけるのが〈チャンクダウン〉。例えば“人間関係の構築が下手”というコンプレックスがある場合、〈チャンクアップ〉で“人の意見を気にしすぎ”と把握。でもそれは“しっかり人の意見を聞ける”“物事を聞き分ける力がある”と同義、と視点を変えてポジティブに考えるのが〈チャンクダウン〉。細かく分析することが、ポジティブな視点を見つける近道です。
私は価値がないと思うし、自分のことを好きになれない、と弱気になるなら…自分が自分の最強の味方になる“ライフデザイン・チャート”
人生を振り返ることで、ポジティブな発見がある!
中島輝さん 誰かと比較をしてネガティブになるのは、“自分いじめ”です。比べるべきは、過去と未来の自分。自分と対話をすることが、着実な成長につながります。ついつい人と自分を比べがちな人は、自分の年表である“ライフデザイン・チャート”を作り、自分の能力の高さに自信を持つべき。やり方は簡単。紙に縦に線を1本引き、生まれてからこれまでを年表にします。思いつくままに、右側に“思い出に残るほど最高だった出来事”“いい転機になったこと”を、左側に“最悪だった/辛かったこと”を書きます。次に出来事ごとに、一緒に盛り上げてくれた、辛いときに支えてくれた仲間を書き添えます。見返すと、あなたの価値を認めてくれた仲間の存在に、そして何より自分の人生の主役は“自分だ”ということに気がつくでしょう。最強の味方は自分自身なのです。
なかしま・てる メンタルコーチ、学びのサイト「torie」代表、「肯定心理学協会」代表。心理学、脳科学、NLPなどの手法を用い、自己肯定力UPの独自メソッドを開発。
※『anan』2020年6月10日号より。イラスト・石山さやか (by anan編集部)
※ 2020年6月9日配信