isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。
2024年下半期の占いも公開しているので、ぜひ併せてチェックしてくださいね♡
今週のおひつじ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
ドロンします
今週のおひつじ座は、宙返りしてどこかへ消えてしまう忍術を使っていくような星回り。
『冬空や猫塀づたひどこへもゆける』(波多野爽波)という句のごとし。
人間のこさえた強固な境界線である塀も、猫にとっては自由に行き来できる道のようなものであり、それをつたえばどこまでも自分の足で歩いていくことができる訳で、その塀の上には冬空が雲を低く垂れて無限に広がっている。どころか、まるで忽然と消えた猫が煙に変化して、そのまま広い雲の中に隠れてしまったかのような錯覚さえ覚えます。
あなたもまた、意地になって戦うのでも、歯を食いしばって頑張るのでもなく、さっと身をひるがえしていく猫のように変化していきたいところです。
今週のおうし座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
思考の分母
今週のおうし座は、安易にそれらしい答えを差し出す代わりに、みずからの姿勢で語っていこうとするような星回り。
いつの時代も、大衆は惑うものであり、認識よりも救済を求めるもの。ネットやSNSには根拠が薄弱な誤情報や、でたらめなフェイクニュースがあふれかえり、それに流され翻弄される人が後をたたない。
けれども、そういう人たちを安直だとなじっている者とて、そもそも「生きて死ぬ」とはどういうことなのか、どこに両者の境があるのか、ということをわかっていないという点では、根本的には変わらないのかも知れません。
あなたもまた、大衆に向け「信じるな、まず考えなさい」とメッセージを発し続けた池田のように、語るべきことを自身の背中で語っていきたいところです。
今週のふたご座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
遠くと近くが入り交じる
今週のふたご座は、自分自身がひとつの「港」となっていくような星回り。
『山茶花やグラバー邸へ夕汽笛』(松崎鉄之介)という句のごとし。
寂しさがなんとなく高まってきたところに、海の方から船の汽笛が響いてきたのでしょう。出船なのか、入船なのか。ともかくその瞬間、胸の内の押し潰れそうな思いにフォーカスしていた意識に奥行きが加わって、一気に視界が広がるとともにそのスケール感の大きさの中で主観というかたまりがほぐれていく。
あなたもまた、自分が呼応しているのはどんな声なのか、誰にどんな想いを届けていきたいのか、この機会に考えてみるといいでしょう。