彼といろいろ話すけど、なんか私の本音が伝わってない気がする。会話は楽しいんだけど、ちょっとモヤモヤが残る。そんな違和感を抱えたまま恋愛をしている女性はいませんか。実はそれ、彼とあなたのコミュニケーションのクセが問題を引き起こしているのかもしれません。今回は代表的な3つの問題パターンと改善点をご紹介します。
彼と本音で話し合えない…漠然と感じるとき女性ができていないこと
【おおしまりえの恋愛道場】vol. 186
彼と付き合うようになったけど、なんだかちゃんと会話ができてない気がする。
嘘はついていないけど、本音を伝えているかと言われると難しい。
彼との会話では、私の気持ちがうまく伝わっていないような感じがする。
こうした違和感を抱えたまま、恋愛を続けている女性がいます。せっかく相手を好きになってスタートさせた恋愛なら、もっと心が通じ合えた方がいいし、もっと本音の関係になれた方がいいですよね。
今回は彼と本音のコミュニケーションができていないなと感じるとき何が起きているのか、いい関係を構築するコミュニケーションのポイントと合わせてご紹介します。
会話ですれ違いを感じる3つのパターンと改善ポイント
彼と会話が成立していないかも。そう感じるとき、原因には大きく3つのパターンがあります。順番に解説していきますので、彼と自分の関係はどうか、振り返りながら読み進めてみましょう。
1. 会話自体がそもそも成立しない態度を取っている
会話をしようと思っても、こちらを向いてくれない。
生返事をして右から左に話を流している。
話をいつも途中で遮る。
そもそも会話をちゃんとするような態度を取れない男性が、世の中には一定数います(女性にもいます)。
彼女に対しての振る舞いとしてこれで良い…と思っている男性なら、そもそも今回のテーマ以前の問題です。そういう恋愛はやめた方がいいでしょう。
ただ中には、彼女(や親しい人)と話をするときのマナーを知らず、無自覚にこうした態度を取っている人もいます。
信じられないかもしれませんが、ながら聞きが相手にとって失礼になっていると知らなかったり、彼女にはそういう態度を取っても問題ないと悪気なく思っていたりする人もいるのです。
こうした態度が整っていない場合は、「私との会話は、こういう態度で望んでほしい」と、具体的に指摘するところから始めてください。このとき、「なんでそんなこともわからないの?」「普通はこうするでしょ」と、相手を非難し一般論でくくらないこと。無自覚な人というのは、ただ多くの人が知っている常識を、知識として持っていないだけなのです。
2. 自分の気持ちがうまく伝わっていない
続いてよくあるのが、気持ちがうまく伝わっていないケースです。コミュニケーションとは、事柄と気持ちがセットになっていることがよくあります。「こう思うから(気持ち)、こうしたい(事柄)」という2つの内容によって投げかけられ、「わかるよ(気持ち)、じゃあこうしたら(事柄)」という返答によって、さらに会話が進んでいくイメージです。
気持ちがうまく伝わっていない時というのは、今の投げかけでいえば「こう思う」という気持ちの部分に対する女性側の言葉が足りないか、男性からの返答が足りないことがひとつの原因として言えます。
代表的な話でいえば、女性が共感をしてほしいところで、男性から「それはこう」という事柄のみが返ってきてしまい、モヤモヤするという話です。このケースでいえば、女性は相手からの「わかる」といった気持ちの返答がなかったことで、自分の気持ちが伝わっているのか不安感を覚えています。
こうした言葉のやり取りのズレに気づいたら、「この人は共感できない人だ」と割り切るのもひとつですが、可能なら気持ちをちゃんと受け止めてほしい旨を具体的に伝えましょう。
「こういう時は、結論じゃなくて共感して欲しい」
面倒臭いと思うかもしれませんが、こうした一言を言えることも、本音の会話の一歩といえます。
3. 自分の要求がうまく伝わっていない
先ほど、コミュニケーションは気持ちか事柄のどちらかが伝わっていないときモヤモヤするとお伝えしました。3番目にご紹介するのは、「こうしたい」という事柄が言えていないor相手に伝わっていないケースで起きるモヤモヤです。
言えていないケースで言えば「(自分の意見がまとまらないから)何でもいいよ」と伝えてしまっていたり、彼に気を遣って「そっちの好きに決めて」と言い切ってしまったりするなどがあげられます。
ちなみにこうしたひと言を常に発していると、相手はだんだんあなたに対して「つまらない」と感じてしまうこともあります。そうならないにしても、相手まかせの要求を口にしていると、男性は言葉の通りに受け取り行動し、もれなく本音の関係から遠ざかります。
また相手に伝わらないケースでいうと、本当はしたいことを「できたらいいかもね〜」とか「こういうのがいいらしいよー」と、曖昧な表現でまとめたりすることも女性はやりがちです。
いわゆる“察してちゃん”なんて言われるコミュニケーションはこれに当たります。しかし、残念ながら世の男性の多くは、相手の微妙なニュアンスの要求を察する暇も能力もありません。
曖昧な表現をすることはある種のクセです。しかし、いい大人が不必要に曖昧な表現を使う必要はありませんので、思い当たる人がいれば少しずつ改善できたらいいですね。
彼との本音のコミュニケーションが取れないとき、起きている問題と改善点を3つご紹介しました。コミュニケーションとは、そもそも男女それぞれに問題があることがほとんどです。お互い無自覚に繰り返すため、モヤモヤがいつまでたっても消えないのです。
彼とのコミュニケーションで違和感を覚える女性は、今回ご紹介した3つのポイントに照らしあわせながら、解決できそうなところから取り組んでみてください。