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40°Cで10分、就寝90分前に! リラックス効果を得るためのバスタイム法

疲れた心と体をほぐしてくれるバスタイムは、一日の中でも貴重な癒しの時間。お風呂時間によりリラックス効果を得るための理想のバスタイム法をご紹介。

疲労回復や睡眠改善など嬉しい効果がたくさん!

ゆったりと湯船に浸かるひとときは、疲れた心と体をほぐす癒しタイム。温泉療法専門医である早坂信哉さんはその効果について、「入浴で得られるメリットの中でもっとも重要なのが、温熱効果による血行促進作用。温まることで血管が広がり、血流がアップ。全身の細胞に必要な酸素や栄養分が運ばれ、疲労回復をサポートします。また、温熱効果には筋肉の緊張を和らげる作用や睡眠に対する好影響があることもわかっています。さらに、肩まで湯船に浸かることによる浮力作用&水圧作用も癒しの効果が大。浮力が働いて体重が約10分の1になることで筋肉をリラックスさせることができる上、お湯の水圧が血流を促してむくみ改善に繋がります」と語る。

では、入浴中の癒し度を高めるための方法はあるのだろうか?

「マッサージや香りの力を借りるのも手。入浴中は血流が良くなっているので、体の末端から中枢に向かって軽くさすったりつまんだりするだけでOK。香りのおすすめはラベンダーやカモミールなどのリラックス効果を高めるもの。生花を浴室に飾るだけでも意外と香りますし、洗面器にお湯を張ってアロマオイルを垂らしても」

また、お風呂上がりの過ごし方にもポイントがあるという。

「浴室を出る前に冷水を浴びたりすると、温熱作用がリセットされるのでNG。エアコンなどで体温を下げるのも同様です。早めに水分を拭い、冷えない服装に着替えましょう。また、入浴後は肌の水分量が上がりますが10分ほどで入浴前と同程度に戻るので、10分以内に保湿ケアを済ませて」

ここまで入浴の効果について聞いてきたけれど、湯船の狭さや多忙が原因でゆっくりと入浴する時間が取れない人もいるのでは?

「研究では入浴の回数が増えるほど健康効果も高まるとされています。せめて週に1度でもいいので湯船に浸かる習慣を。湯船が狭い場合は、週末などに銭湯や温泉に行ってみるのもおすすめです」

バスタイムを最高の癒しにするための理想の過ごし方。

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40°Cで10分が基本の入浴法。

入浴の温熱作用はお湯の温度と水位、入浴時間によって決まる。「40°Cの全身浴で合計10分ほどが目安。体温が上がりすぎると交感神経が優位になるため、癒し度的にはダウン」

癒しを求めるなら入浴剤は炭酸系が◎!

入浴剤は塩素を中和し、お湯をまろやかにする働きが。「なかでも炭酸系入浴剤は温度に関係なく血流を改善してくれるので、ぬるめのお湯でリラックスしたい時は特に◎」

おすすめアイテム

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高濃度炭酸が温浴効果を高め、末端までポカポカ。バブ メディキュア 温もりナイト〈医薬部外品〉6錠入り オープン価格(花王 TEL:0120・165・696)

蛍光灯の光は避けるのがベター。

白っぽい蛍光灯の光は、交感神経を刺激し睡眠の妨げになることも。「温かみのある白熱灯の照明がベストですが、浴室の照明を消してLEDのキャンドルをつけるのも有効です」

就寝の90分前がゴールデンタイム。

いったん上がった体温が下がるタイミングで就寝するのが良い睡眠を得る鍵。「入浴後約90分で体温が下がり始めるので、寝る時間から逆算を。直前だと火照って眠れない場合も」

常温の麦茶を入浴時のお供に。

ミネラル豊富な麦茶は入浴時のリラックスに最適。「脱水症の予防には、入浴中とその前後にコップ1~2杯分飲むのが理想。温め効果がより持続するので、できれば常温で」

半身浴<全身浴が癒し効果大!

浸かる体積が多い全身浴は早く体が温まる上、浮力や水圧の作用もアップ。「胸が圧迫される感じがあるなら半身浴でもいいですが、健康に異常がない場合は全身浴を推奨します」

お風呂の中ではスマホの通知はオフに。

入浴中にスマホで音楽などを楽しむのは問題なし。「ただし、仕事などの連絡が常時入るとストレスの原因に。お風呂でリラックスするためには、通知をオフにして楽しむのが正解」

シャワーだけの日も癒しを得るには?

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バスタブに足湯程度でもいいのでお湯を張ってシャワーを!
足を温めつつシャワーを浴びると、温熱効果がアップ。「全身浴のような浮力&水圧はないけれど、足で血液が温められ全身にめぐるので、心身が癒されます」

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