2:白×木目の明るい色合いでまとめる
色数を絞ると、空間自体がすっきりとした印象になり部屋が広く見えることも。こちらの部屋では、白を基調に、明るい木目を合わせてシンプルナチュラルに仕上げています。白は空間に広がりをもたらす「膨張色」と言われています。色の効果を使うことによって、より空間を広く見せることができます。
白×木目だけでは少し単調に感じられる場合は、1色アクセントになるカラーを入れるのもおすすめです。こちらの部屋では、全体に馴染むグレーをグラデーションカラーで取り入れています。
ライトグレー、チャコールグレーなど色の濃淡を取り入れると、統一感はありつつも奥行きのあるインテリアを楽しめます。
3:圧迫感を軽減する低い家具を取り入れる
先ほども触れましたが、部屋の家具を低めで揃えると、圧迫感のない広々とした部屋をつくることができます。腰よりも下くらいの高さを目安に、家具を選んでみてはいかがでしょうか。
ベッドなどの大型家具は、部屋を狭く見せてしまいがち。ですが、ローベッドならその印象は変わってきます。こちらの部屋は、ワンルームにクイーンサイズのベッドを置いていますが、パレットの上にマットレスを乗せて全体を低く抑えているので狭さを感じさせません。
小さな部屋も工夫次第で広く感じられる
ワンルームという小さな部屋の使い方によって、実際の面積よりも広く感じさせることはできます。今回ご紹介したポイントもご参考に、あなたも自分らしく開放感のある部屋をつくってみてはいかがでしょうか。
<監修・記事執筆>
伊野 奈緒美
リフォームスタイリスト3級
カラーコーディネーター2級
文部科学省後援 リビングスタイリスト1級 取得