整理収納コンサルタントの須藤昌子です。ついつい後回しにしてしまい、気付けば山になりがちな紙類。ため込んでしまうのは、おうちの中のルールを決めていないからなのです。来年はすっきり暮らせるように、今回ご紹介する「手放すモノ」や「管理法」をヒントにしっかりルールを決めて、年末のゴミの回収日を目標に整えてみませんか?
①紙袋
取っておけば「何かの時に使える」と、手に入るたびにため込んでしまいがちな紙袋。おうちに保管している紙袋、いつからそこにありますか?と質問されて答えられる人は、なかなかいないと思います。
というのは、意外とそんなに出番はないモノだからです。そう考えると、収納に収まる量や使う量に数を絞る事が出来るのではないでしょうか。
何枚保管しておくか?を決めて、新しいモノが手に入ったら古いモノを手放すといったように、数が増えず常に使える新しいモノを保管できるようなルールを作ることをお勧めします。
我が家では、大中小、合計20枚もあれば良いと決めて、それ以外は処分するようにしています。
②取扱説明書
何か買うとついてくる「取扱説明書」。どこかで、”取っておかなければいけないモノ”と思っていませんか?
購入後は開く機会も多いモノかもしれませんが、購入してしばらくしてからは、なかなか見る機会は少ないのではないでしょうか?
取扱説明書はネットでも見ることが出来ますから、取っておいてあるけれど、何処にあるか分からないという状態ならば、取っておかないという選択もあるのではないかと思います。
取っておいて収納法に悩むのが嫌だと思うならば、手放して、すっきりすることも1つの選択だと思います。
またすでに壊れて処分してしまい、家に無いなんていうモノの取扱説明書も保管したままという事もよくありますので、見直しをして、今、家にあるモノを、いつでも手に取れるように保管方法を考えてみましょう。
取扱説明書を保管しておきたいと思われる場合、分かりやすい保管方法は、「キッチン家電」「家具」「パソコン関係」というように種類分けをして、インデックス付きのクリアケースに収納し、「取扱説明書置き場」を作るだけで見たい時に、すぐに手に取れる形にすることが出来ます。これならば、おうちに保管している意味がありますよね。
③保証書
期限のある「保証書」ですが、保管しているけれど、見直しをしていない方も多いのではないでしょうか?そうなると、保管場所には保証書がどんどんたまって、何が何だか分からない状態になっているおうちも多いのではないでしょうか。
期限がある保証書は、”期限切れ”になったものを見直して、処分していきましょう。
また、今回期限切れのモノを手放しても、来年も同じように一度にまとめて処分するといった作業が大変になりますので、”1年保管 保証書入れ”なんていう期限の決まったモノを収納する場所を作っておくこともお勧めします。
そうすれば、見直しもラクになります。また、1年に2度程度見直しをする時期を決めておくと、これからの保証書の管理もラクになるので、お勧めです。
何を残して、何を捨てるかを決める事
何となく保管してしまいがちな紙類ですが、すぐに捨ててよいモノ、すぐ処理するモノ、一時保管するモノ、長期保存するモノと言ったように、種類を分けて、定期的に確認をしながら、不要な紙類がたまらないように工夫をしていく事で、1年にため込んだモノの処理に翻弄することは少なくなると思います。
自分のおうちに紙類のルールを作って、いつでも、探さない迷わないすっきりした状態にしていきましょう。