整理収納アドバイザーのmaikoです。今年こそは片付けたいと思っていたけれど、気づけばもう12月末。片付けられないまま年末を迎えてしまいそう…とあせっている人もいるかもしれませんね。そんな人に向け、今からでも間に合う「年末までにやるべきこと」をご紹介します。
①必要なモノと不要なモノを分ける
片付けの基本は、必要なモノと不要なモノを選別すること。まずはそこからスタートしましょう。
見えるところだけ整えたり、収納グッズをそろえたりしても、結局はその場だけのことになってしまいがち。しばらくすると、片付かない状態になってしまうのは目に見えています。年末が近づいてあせる気持ちもわかりますが、片付けは正しい順序で進めるのがいちばんの近道。
まずは、必要なモノと不要なモノを分けましょう。
不要なモノと言われ、収納の奥にしまって何年もそのままのモノ、いつか使うかも、まだ使えるからと捨てずにいたモノなど、思い当たるモノがある人も多いのでは。
モノとしてはまだ使えたとしても、自分が使わないのなら、それは立派な“不要なモノ”。モノを手放すことはハードルが高いかもしれませんが、“年末までに”と期限があると、思い切って行動しやすいはずです。
年末まではあと少し。家中のモノをひとつひとつ選別する時間はないので、今回は全体をざっと見て、明らかに使っていないモノや、手放そうか迷っていたモノなどから対象にするとスムーズに進みます。
②不要なモノを手放す
必要なモノと不要なモノを選別したら、次は“不要なモノの行き先”についてです。
手っ取り早く捨ててしまってもかまいませんが、まだ使えるモノだと、捨てることに抵抗がある人も多いですよね。そういった場合は、リサイクルショップなどを活用するのもいいですね。
フリマアプリを利用するのもいいですが、出品にかかる手間には要注意です。「めんどくさいから今度まとめてやろう」では、未来の自分の手間を増やすだけ。不要なモノを家に置いたまま、年末を迎えることにもなりかねません。すぐに出品できないなら、フリマアプリはおすすめしません。
また、フリマアプリを利用する際には、モノを手放すことが目的だということを忘れずに。フリマアプリでの収入は、モノを手放したあとについてくるもの。収入を目的にしてしまうと、売れるまでにも時間がかかり、片付けがなかなか進みません。
年末までにすっきりするには、不要なモノを家から出さないといけません。粗大ゴミなどが出た場合も、その場で回収方法を調べて、なるべく早く回収してもらえるように手配しましょう。
③ゆっくりペースで整える
不要なモノを手放したら、家の中を整えます。ただ、年末までにやるべきことは、“不要なモノを手放す”までがメイン。不要なモノが家から出て行っただけでも、すっきりすることが多いはずです。
そのあとは、モノがなくなってすっきりしたスペースの収納を、仮置き程度に整えるくらいで十分です。収納は、仮置きした状態で使ってみながら整えていくもの。
収納グッズが新たに必要な場合も、サイズや素材などをきちんと選ぶ必要があるため、あわてて購入する必要はありません。年が明けてからゆっくり進めましょう。
片付けは、取りかかるまでは気が重いですが、はじめてしまえば、そんなに難しいものではありません。年末までにやるべきこと、さっそくはじめてみてください。