気になるコスメの開発秘話をお届けする「コスメラボ」。今回はBiore UVのビオレ UV アクアリッチ「ウォータリーエッセンス」「ウォータリージェル」です。
世界初、ミクロレベルの隙間まで守る日焼け止め。
日焼け止めをしっかり塗っていたのになぜか焼けてしまった…、という経験がある人はきっと多いはず。そんなジレンマを解決してくれる日焼け止めが、この春、遂にビオレ UVから誕生します。
「今までのウォーターベースの日焼け止め(当社従来品)は軽い使用感が魅力ですが、塗布時に水相部分が揮発し、肌のキメの溝にミクロレベルの隙間が生じていることがわかりました。ムラなく塗っていたつもりでも無防備になっていた部分があったのです」(花王ビオレ事業部・宿野部淳さん)
なんと“塗ってもなぜか焼けてしまう”現象は、日焼け止めを塗るときに生じていたのだ。
「新作の最大の特徴はなんといっても、ミクロレベルの隙間まで塗りムラを防ぐ紫外線防御剤内包カプセルを開発したこと。大きさにして約0.2μm、つまり1万分の2mmです」
これにより肌の細かなキメの溝まで紫外線をブロックすることが期待できるという。独自の“ミクロディフェンス処方”の開発にかかった期間は7年。ウォーターベースに、水になじまない紫外線防御剤を多く存在させるのは、並大抵のことではなかったが、それを実現させたのが微細カプセルだ。
「多くのトライ&エラーを繰り返し、ようやく本当の意味で“まるで一枚の皮膚のような、均一のUVブロック膜”が完成しました。もちろん、うっかり焼けは汗、擦れなども原因として考えられます。デイリー使いはこちらのブルーのタイプがおすすめですが、アウトドアなど過酷な環境下では、赤いパッケージの〈ビオレ UV アスリズム〉を。こちらはミクロディフェンス処方に加え、汗や擦れへの強い耐久性も備えています」
これがあれば、今年は日焼けを気にせずに太陽の下でもっと思い切り楽しめそう!
いずれも顔・体兼用で、石けんで落とすことができる。ウォータリーエッセンス(右)・化粧下地にも最適。SPF50+・PA++++ 50g¥800*編集部調べ ウォータリージェル(左)・全身にのばしやすく、容量もたっぷり。SPF50+・PA++++ 90ml¥800*編集部調べ 共に2/9発売(花王 TEL:0120・165・692)
ビオレ UV アスリズム 口紅やネイルのトップコート技術にヒントを得て、塗布時にパワフルな皮膜を形成する「タフブーストTech」を採用。ビオレ UV アスリズム スキンプロテクトエッセンス SPF50+・PA++++ 70g¥1,500*編集部調べ 2/9発売
※『anan』2019年2月13日号より。写真・田村昌裕(FREAKS) スタイリスト・荻野玲子 取材、文・安井千恵
(by anan編集部)