彼のことが忘れられない。忘れたつもりなのに、時々チラつく。そんな女性は、過去の気持ちの整理がまだついておらず、未練が残っているのかもしれません。戻りたいわけではないけれど、忘れても忘れきれない恋愛がある人は、今日紹介する方法を参考に、気持ちの整理をしてみましょう。
切っても切れない元彼に抱く感情をスッキリ整理する方法
【おおしまりえの恋愛道場】vol. 207
大好きだった元彼を、今も心のどこかで思い出すことがある。頻繁に思い出しては「あのとき別れなければよかった」と思ったりしてしまう。別れたことは後悔してないけど、今何しているのか無性に気になるときがある。
人によって温度感はさまざまですが、元彼が頭にチラチラよぎる女性は多いといいます。今の恋愛や幸せに集中できていれば良いのですが、もし集中しきれず元彼を基準にいろいろ考えてしまうようなら、今日の話は参考になるかもしれません。今日は、心に残る昔の恋愛の未練を解消する方法をご紹介します。
「未練」を持つとなぜ未来にマイナスなのか
なぜ未練を抱えたまま次の一歩を踏み出そうとするとマイナスに働くのか。1番のデメリットは、プラスの気持ちややる気などのエネルギーが、過去に向きながら新しい恋愛を始めてしまっていることです。これはブレーキを踏みながらアクセスを踏んでいるようなもの。です。
恋愛に限らず、何か取り組もうと思ったら、それに対してやる気や気合など、プラスの気持ち(ここではエネルギーと表現します)を行動に変えますよね。
本来なら、全エネルギーをプラスの気持ちにして恋愛にしたいところですが、未練があると「過去の恋愛」に対してエネルギーの一部が向いてしまうのです。
その結果、今の恋愛を頑張ろうと思っても「あのとき元彼が」とか「あのときのデートでは」といった感じで、過去がチラチラよぎるのです。
過去がよぎるだけならまだいいです。最悪なのは、元彼と今彼を比較し、元彼がしてくれたことを基準に今の恋愛をジャッジするようになると、自分も今彼も苦しくなります。
これが未練をどこかに抱えながら恋愛する最大のデメリットです。
解消方法1:元彼を思いだしやすいシーンを知る
未練に引っ張られて損をしないために、ここからは3つの改善方法を紹介していきます。
1つめは、元彼をどんなときに思い出すか、自分のパターンを知っておくことです。
思考というのは、誰しもパターンが存在します。例えば、「家で一人暇なとき、つい元彼を思い出す」とか「今彼が残念な行動をすると、元彼との楽しかったデートを思い出す」とか。
前者は、一人の寂しさが元彼を思い出すトリガーになっています。後者は今彼の残念な行動がトリガーになっています。
自分が昔の恋愛に引っ張られる傾向があるシーンを把握しておくだけで、未練のスイッチが入る瞬間をキャッチしやすくなります。また入っても意識的にその思考から逃れやすくなるのです。
先ほどの例を使って紹介すると、寂しくて元彼を思い出してLINEしたくなったら、友達にLINEするとか。今日は寝てしまうとか。対処法を持っておくとよいでしょう。
大事なのは未練に引っ張られていることにいち早く気づくよう、自分を整えていくことです。
解消方法2:元彼とのやり残しや罪悪感、後悔を見て許す
未練を今の幸せで上書きしようとすると、けっこう大変です。じゃあ未練は消せないのかというと、そんなことはありません。元彼との未練を消すには、きちんと当時のやり残しや後悔、罪悪感を具体的に思い出し、そのときの自分を許してあげることが大事になります。
例えば「彼と険悪になったとき、相手の気持ちに寄り添わずにキレてしまった。あのときの彼にごめんと言いたい。そして適切な対応ができなかった自分を許そう」といった感じです。
またこうしたネガティブな思い出の整理が終わったら、ポジティブな思い出も、1つ1つ思い出し、感謝を感じて手放すことをやってほしいです。手放すとは、その時の楽しい感情にとどまり続けるのをやめるイメージです。