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可能性を開くのは日々の積み重ね! “よい習慣”が自己改革に繋がるワケ

できるだけハードルは低く、それでいて効果は絶大。そんな無理なく確実に自分を変えるポイントは「習慣」を活用すること。続けるうちに、新たな自分に!

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「習慣」とは、物事を継続的に行ううちに、それがいつものルーティンとして身につくこと。そんな習慣を活用して自分を変えるとなると、何か試練のようなことを始めなければいけないと思う人もいるかもしれないけれど、そうではなく、むしろその逆。

「例えば、みなさん毎日歯磨きをすると思いますが、これも一つの習慣です。歯の健康を守るため、子どもの頃から身につけている大切なルーティン。習慣は、それくらい負荷が少なく、心地よいからこそ続けられる。続けるうちにそれが自分の人生の一部になり、ひいては自分の一部になる。つまり、自分自身が変わるのです」(メンタルコーチ・ワタナベ薫さん)

実は、私たちの生活は、さまざまな習慣の集合体で成り立っていると言うのが、習慣化コンサルタントの古川武士さん。

「起床時間や通勤手段、食事など、毎日がルーティンの塊といえるほど。こうしたいつもの習慣の質をよりよく改善すれば、自ずとクオリティ・オブ・ライフは上がっていきます。また、こんな自分になりたいという具体的な目標があるなら、それに近づくためのトレーニングを習慣として取り入れれば、日々の積み重ねで可能性が開けていく。いずれにしろ習慣が自分を変えるのは、疑いありません」

なぜ「習慣」で自分が変わる? まずはその仕組みを知ろう!

「習慣」が自分を変えるメカニズムとは?

習慣が“自信”の土台に。そこから自己開花へ繋がる。
よい習慣が自分にとってプラスになることはなんとなく理解できるけれど、それが自分を変えることとどう繋がるのか、より具体的に知りたいところ。

「その根本には“自信”が深く関わっています。自分を変えたいと思うのは、自分に満足していないからですよね。つまり、自信がない状態といえます。こういう時に、いくら自分ならできる、新しい自分になれると自己暗示をかけても、全く効き目がありません。まずやるべきは、セルフイメージを上げることです」(古川さん)

そんな時の有効手段となるのが、「習慣」なのだという。

「小さなことでいいんです。続けていくうちに『自分との約束が守れた』と、自信が持てるようになります。次第に、そんな自分をありのまま受け入れられるようになる。例え失敗しても、立ち直りやすくなるのです。そして、最終的に自分の強みに気づき、新たな自分を開花させられるようになります。そのそもそもの土台が、習慣を継続できたという、自分への信頼に由来するのです」(古川さん)

また、よい習慣の積み重ね自体が、自己改革に繋がるとも。

「日頃、惰性でやっている習慣も多いと思いますが、それをよい習慣に変えれば、そのぶん自分自身がバージョンアップするのは必然です。自ずと、新しい自分になれるでしょう」(ワタナベさん)

「習慣」をコツコツ続けていくと…

STEP1:自分を信頼できるようになる。

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習慣を継続する効果のファーストステップは、自分を信頼できるようになること。継続が、自分との約束を守れたという実感に繋がり、セルフイメージがアップ。自信を持てるようになる。

ここが自分を変える土台に!
3つのステップの中でも、ポイントになるのがここ。そもそも自己否定や自己嫌悪、劣等感といったネガティブな感情が強いと、自分を変えるのは難しい。これらを払拭する意味でも、習慣で自信を得ることが大切に。つまり、このステップが、自分を変えるうえでの土台になっているということ。もちろん習慣の内容も重要だけれど、それを継続するという行為自体が、自分を変えることに繋がっていると知っておこう。

STEP2:自分を肯定できるようになる。

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自分を信頼できると、ありのままの自分を受け入れられるようにもなる。自覚している長所だけでなく、自分の弱さともフラットに向き合えるように。精神的にタフな状態を保っていられる。

STEP3 :自分の可能性を開くことができる!

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前向きな意欲が湧いてくる。それ自体が自分の変化でもあるし、新たに何か挑戦したくなることも。いずれにしろ一足飛びにここまでくるのは不可能で、習慣を通して各段階を経るからこそ体現できる。

ワタナベ薫さん メンタルコーチ。美容、健康、成功哲学など、よりよく生きるためのメソッドを発信。著書に『人生の質を高める12の習慣 ライフクオリティ向上プログラム』(大和書房)など。

古川武士さん 習慣化コンサルタント。「習慣化コンサルティング」代表取締役。習慣化講座、個人コンサルなどを行う。著書に『30日で人生を変える「続ける」習慣』(日本実業出版社)ほか。

※『anan』2023年2月8日号より。イラスト・福田玲子 取材、文・保手濱奈美

(by anan編集部)

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