「体がだるい」「肩こりや腰痛がつらい」「不安で落ち込む」など、心身のどこかに不調を感じている方も多いのではないでしょうか。そんな「ゆらぎ」を解消するには、まず自分の身体や心の状態を知ることが大切です。5つのタイプ診断で自分のゆらぎの傾向や対策を探ってみませんか。
あなたの不調はどのタイプ?対策もわかるチェックリスト
病院に行くほどではないけれど、いつも「なんとなく不調」な状態で、本調子ではない…そんな方は、下のリストで自分がどのタイプになるかチェックしてみませんか。中医学で身体の器官やその働きを5つに分類する「五臓」の考え方に基づいたもので、タイプ別にどんな対策ができるかも見えてきます。
なんだか落ち着かず、目や肩に疲れも。イライラ頑張り屋さんタイプ
・イライラ・怒りっぽい
・肩こりがひどい
・目の疲れや充血・視力低下が気になる
上記に当てはまるものが多い方は、五臓のうち自律神経との関わりが深い「肝(かん)」に影響が出やすいタイプ。自律神経が乱れると心も不安定になり、イライラしたり落ち着かなくなったり。また、目に疲れを感じたり、爪が割れやすいというように、目や爪に異変が現れることもあります。
そんなゆらぎの対策には、目のマッサージのほか、自律神経をととのえて心地よい眠りに導いてくれるアロマオイルを取り入れるのがおすすめです。
心の不調がのぼせやほてりに。ドキドキ不眠傾向さん
・口内炎・舌炎
・よく眠れない
・不安になりやすい
これらに当てはまるものが多い方は、情緒や意識をコントロールする「心(しん)」に影響が出やすいタイプ。熱や冷えに弱いうえに、心の働きが衰えてくると血液の循環が滞り、息切れや顔のほてりを感じることがあります。情緒が安定せずよく眠れなくなり、記憶力や集中力が欠けてしまう場合も。
対策には、からだの巡りをよくするオイルマッサージや和漢茶などがおすすめ です。
ストレスが胃腸や肌に出てしまう。クヨクヨ食欲不振さんタイプ
・胃腸が弱い
・軟便・下痢気味
・気力がなく体がだるい
当てはまるものが多い方は、胃腸と関係が深い「脾(ひ)」に影響が出やすいタイプ。悩みすぎると胃腸の働きが弱まり、食欲不振や消化不良、胃の痛みなどが起こりやすくなります。また、消化器系に不調が現れ、ニキビや口内炎ができる、唇が荒れやすくなるといった症状が出ることもあります。
対策には、胃に優しい食品や低刺激のスキンケアなどがおすすめです。
エネルギー不足で体調や肌に不調が現れる。カサカサ低代謝さん
・花粉症やアレルギーがある
・乾燥肌または敏感肌
・風邪をひきやすい
当てはまるものが多い方は、肺や消化器系の働きをコントロールする「肺(はい)」に影響が出やすいタイプ。肺や消化器系の機能が低下すると、風邪をひきやすくなったり便秘や下痢に悩まされたり。また、皮膚や喉との関わりも深く、肌や喉が乾燥し、ニキビができやすくなることもあります。
対策には、栄養バランスをととのえる健康補助食品や乾燥肌対策のコスメなどがおすすめです。
むくみやめまい、肌・髪の老化現象も。ビクビク自信喪失さん
・足腰がだるい
・腰痛がある
・耳なりやめまいが気になる
当てはまるものが多い方は、身体の水分調整や排尿をコントロールする「腎(じん)」に影響が出やすいタイプ。水分調整がうまく行かなくなると、むくみや冷え、耳鳴り、めまいなどが起こりやすくなります。驚きやすく自信を失いやすい傾向もあり、不規則な生活やストレスなどの悪影響がシミやシワ、白髪となって現れることも。
対策には、手足の巡りをよくするマッサージや、肌や髪に栄養を与えてくれるコスメなどがおすすめです。
自分のタイプがわかりましたか?
タイプ別の症状や対策についてより詳しく知りたい方は、「totonoe(トトノエ)」というサイトでチェックすることができます。
※タイプ監修:NIHONDO KAMPO BOUTIQUE(ニホンドウ漢方ブティック)