片づけルール③平面をモノの定位置にしない
最後に、モノの定位置決めについての注意点です。
みなさんは「割れ窓理論」をご存知ですか?
とある空き家の一枚の割れた窓ガラス。
これを放置しているとさらに割られた窓ガラスが増えて、いずれは街全体が荒廃してしまう、というアメリカの犯罪学者ジョージ・ケリング博士が提唱した理論です。
実はこれと同じ現象は片づけにおいても起きやすいもの。
例えばキッチンカウンターにモノがいくつか置いてあると人はそこに違和感なくモノを追加して置き始めてしまいます。
その散らかりの悪循環を断ち切るためには「平面に何も置かない」という潔さがおすすめです。
こちらの写真は我が家のキッチン。
キッチンカウンターには電気ケトルだけ。
テーブルの上にはティッシュとウエットティッシュだけが定位置として置かれています。
平面というのはただでさえ人が「ついモノを置きたくなる」場所です。
そこを住所にするモノはできるだけ最小限にすることでモノが無造作に集まることを防げます。また場面が変わるリセットタイムには「平面の上に何もない状態」という分りやすいゴールを設定することができて家族間での片づけルールが共有しやすくなります。
いかがでしたか?
帰宅後もすぐに片付く3つのルールのおさらいです。
①私物は個人のエリアに定位置を作る
②場面の転換ごとにリセットタイムを設ける
③平面にモノの定位置を作らない
お片づけの参考になれば幸いです。
整理収納アドバイザーFujinaoでした。