若い頃はあまり想像のつかなかった変化が、歳を重ねた自分に訪れた……という経験はありませんか? 先日ひとりのママがこんなトピックを立てました。
『40代の私。服やバッグ、高価な化粧品への物欲がなくなった。今は美味しいものを食べたり、快適に過ごせるよう冷暖房費にお金をかけたりしたい。みんなはどう?』
40代の投稿者さんは、自分の興味の向くものが変わったことを実感している様子ですね。洋服などのおしゃれ関連への物欲が薄れ、食欲を豊かに満たすことや暮らしの快適さを追及するようになったとか。今回は年齢を重ねることで変化する、ママたちの「欲」事情をのぞいていきましょう。
目指すは”大人のおしゃれ”。「外見の自分磨きはこれからが本番!」のママたち
『ブランドものとか、まさにこれからが似合う年代じゃない? 私は大人のおしゃれを謳歌したい』
『私は高いものは買えないけど、ファッションやメイク楽しんでるよ。買い物に行くと気分転換になるし』
『40代だけど物欲なくならないな(笑)。たしかに美味しいものは良いけど太りやすくなった。だから余計に服を買ったりする方が楽しい』
まずは今回のトピックに「いやいや!」と共感しかねたママの声をご紹介。自身のファッションに誇りや楽しみを見出しているであろうママの、「歳を重ねた今だからこそ」という心意気、輝いて見えますね。大人の女性だからこそ、サマになる部分がたしかにありそうです。同時に、昔と変わらず純粋に洋服やコスメの買い物が楽しいとの声も……。着ればパッと心華やぐファッションや、つければグッと気分があがるコスメとの出会いは心ときめく体験ですよね!
「食」と「快適さ」最優先!投稿者さんに同意するママたち
『分かる。容姿も衰えてきて、前ほどおしゃれも楽しくないから、快適さ重視の服を安く買うだけって感じになった。美味しいものを食べる方が楽しい』
『うん、物欲なくなる。衣食住での快適さを求めるようになった』
『若い頃は毎日違う服を着たかったけど、今は洋服は少しでOK。食べたことないものを食べたい! という欲が出てきた』
投稿者さんの感覚に深くうなずくママは少なくありませんでした。おしゃれへの興味関心は年齢とともに薄れていくママもいるようですね。それは加齢による見た目の変化ゆえか、あるいはおしゃれは若い頃にやり切ったという満足感からか……。背景はさまざまでしょうが、心を満足させるものが外見の自分磨きから、生きることの基本である食や快適さの方向にシフトするのは、何だか興味深いですね。
年齢とともに変容する、ママたちのこだわりとは?
歳を重ねるなかで訪れる「欲」の変化。ママたちは食欲や快適さ以外の点でも変化を感じるようで……?
「量より質」を重視するように
『すべてにおいて量より質になった』
『何を買うにも「ひとつだけ良いものを」となってきた。食に対しても同じで、食べ放題とかもう興味ないな』
美味しいものを食べたいとの欲望に通ずるであろう「量より質」という考えのママもいました。単価を考えると多少高価でも、良質であれば割高感はさほど気にしない、そして量はいらない。若い頃は、量が最優先、安さ第一だったかもしれないママたちの意識は、商品そのものの価値に向くようになることがあるようです。量や値段も大切なポイントですが、上質なものにお金を支払うことの安心感や心地良さがありそうですね。
外見より中身を整える。健やかな心身をめざして
『外を着飾るより、中からって感じよね。筋肉や肌などの老化に耐えるため、体にいいものを食べ、しっかり寝て、適度に運動することを心がけるようになった』
『無理して働いてストレスが溜まり、それを発散するように散財するのはやめた。今は丁寧に暮らすことに重きを置いてるよ』
『私は40歳で体力の衰えを感じたから、体型維持というより健康のためにジム通いやヨガを始めたよ』
身も心も健やかでいることの尊さは、年齢を重ねた今だから強く実感できることかもしれませんね。悲しいかな、身体はいつまでも若くいられませんし、人生経験が豊富になりつつあるママたちは、安定したメンタルを保つことの重要性を痛感する瞬間もきっとあるのでしょう。
おしゃれから離れた、ママたちの好奇心が向かう先は?
今回おしゃれへの好奇心が失せたと語るママは少なくありませんでしたが、そんなママたちの好奇心が新しく向かう先、気になりませんか?
『お家時間が好きだからインテリアを充実させるようになったよ』
『私は40歳過ぎてハマったアニメがあって、その推し活にお金を使ってる!』
『美味しいものもいいけど、歳で胃もたれしやすくなった……。私は映画や読書を楽しみたいかな。そして友人や家族との時間も充実させたい』
『私は食を堪能する年代も通り過ぎてしまった(笑)。最近はサウナやヨモギ蒸しにハマってるよ』
『おしゃれにも食にも興味なくなった。家でゴロゴロしてる時間がいちばん幸せ』
年齢を重ねた今、食以外でママたちの興味が向かうモノやコトの一例が明らかに。ときめく心を刺激する、ママたちの「好き」の対象はインテリア集めからゴロゴロする時間まで、多岐にわたります。若い頃もそれぞれに好きなモノやコトを持っていたはずですが……歳を重ねた後の方が、それぞれの「好き」に個性や生き方が色濃く反映されるような気がするのは筆者だけでしょうか? ひとりひとりのママたちが、あまたの経験のなかでそれを見つけ出し、選び取ったという感じがします。