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物価高時代の“食費節約”のコツとは?「疲れない節約法」を家事アドバイザーが解説

節約・マネー

物価高の今、食費を節約しようと思っている人もいるのではないでしょうか。しかし「節約しなくては」と思いつめると疲れてしまいます。今回は無理なく食費を節約するコツをご紹介します。

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無理をしすぎて疲れると食費節約も長続きしない

「値上げ」という言葉を毎日のように見聞きする昨今。2023年4月にも、乳製品や調味料など約5000品目の食料品が値上がりしました。ここまで生活に関わるさまざまな品が値上がりすると、「食費を節約しなきゃ!」と切羽詰まった気持ちになる人もいるかもしれません。

しかし、毎日の暮らしに関わることだけに、思い詰めると疲れてしまいます。

今回は、「疲れない節約法」をご紹介します。

まず大切なのは、習慣を見直すこと

日々の生活に必要な食料品の高騰に頭を悩ませている人もいるのではないでしょうか。円高は少し落ち着いたとはいえ、物価高がすぐに改善するとは思えない状況です。

食費の節約も長く続けることを前提で考えなければなりません。

そこでまずやるべきことは「習慣を変える」こと。「もっと節約できる買い物の仕方はないか」「もっと無駄のない食材の使い方はできないか」と、自分の習慣を見直してみましょう。

「習慣」とは意識しないでもできること、やってしまうことなので、身に付けば、節約をしていても気持ち的に疲れてしまうことはありません。また物価高騰が落ち着いたときに、浮いた金額を貯蓄に回せるようになります。

節約したいからと、買い物のたびに特売品を探し出すのではなく、まずは習慣を見直し、変えるところから始めましょう。

「買った食材をとことん食べ切ること」を意識する

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新しいレシピを知れば、料理が楽しくなることも

食費節約につながるおすすめの習慣の1つは、「買った食材をとことん食べ切ること」です。

大根の皮、ブロッコリーの芯、キャベツの芯など、まだ食べられる部分があるのに捨ててしまっている野菜は意外に多いもの。「この捨てる部分にもお金がかかっている」と考え、可能な限り料理に使うようにしましょう。

今はインターネットでなんでも調べられる時代。簡単にレシピを検索することだってできます。今まで捨てていた部分を活用できるレシピを検索すれば、知らなかった調理法に出会え、料理が楽しくなってくるかもしれません。

買い物をする前に「買うものを決める」か「使う金額を決める」

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買い物のスタイルを再検討する

買い物に出かけると、つい予定外のお金を使ってしまうもの。「よけいなものまで買ってしまった……」という経験を持つ人もいるのではないでしょうか。この予定外の出費が積み重なると、大きな金額になります。

この“塵積も(ちりつも)”出費を防ぐための方法が2つあります。

1つは、買い物をする前に「買うものを決めて、それ以外は絶対に買わない」と決めること。もう1つは、「使ってもいい金額を決めて、それ以上は絶対に使わない」と決めることです。どちらのスタイルが自分に合っているかをじっくりと検討し、そのスタイルを貫くことをおすすめします。

「絶対」とすると厳しくて辛くなると感じるかもしれませんが、ここはゲームのように考え、自分の決めた買い物ルールの範囲内で工夫をすることを楽しみの1つにしてみてください。繰り返しますが、習慣にしてしまえば、気持ち的に疲れることもなく、自然と続けることができるものです。

物価高時代の食費節約のコツは、まず「今の習慣を変えてみよう」と思うこと。そこからがスタートです。ぜひお試しください。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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