こんにちは。和菓子女子のせせなおこです。4月になりました!大きく環境が変わる方はもちろん、そうでなくても新しいことが始まり、ワクワクする季節です。その反面、新しいことというのは緊張がつきもの。今回はそんなワクワクした気持ちと、不安を落ち着かせてくれるのにぴったりなかわいい羊羹を選びました。
イタリアンシェフがつくるネオ羊羹
御菓子 艸堂は京都東山にあるイタリアンレストラン「THE SODOH HIGASHIYAMA KYOTO」にある、「伝統」と「革新」がコンセプトのお菓子屋さん。日本独自の伝統を大切にしながらも、時代に合わせたお菓子がつくられています。
これまで保存料を使用せずに作られていたので、賞味期限が短く店舗での販売のみでしたが、最近オンラインショップでの取扱いが始まりました。ずっと気になっていたので嬉しい!
中でも気になっていたのが、今回の一口羊羹。この羊羹を開発された小林さんは元パティシエということもあり、チョコトリュフのように様々な味が楽しめる羊羹があったらいいな、という思いからこの一口羊羹を開発されたんだそう。羊羹の甘い印象を抑えるため、糖度を落とすことで素材の味が全面に押し出されています。
どれから食べよう!カラフルな見た目と豊富な味
名前の通り一口サイズの羊羹が9個、入っているのですが、9種類すべて味が違うんです。ミルクチョコ、ラズベリー、アプリコット、抹茶、ホワイトチョコ、ビターチョコ、紅芋、南瓜、桜。この味の並びを見ただけでは、とても羊羹の味だなんて想像がつきませんよね。宝石みたいで見ているだけで癒されます!
羊羹というよりもテリーヌのような食感で新感覚の味わいです。素材の味がしっかり感じられる反面、口当たりが優しいので、思ったよりもあっさり、すっきりと味わうことができます。
ラズベリー、アプリコットはフルーティーかつさっぱり爽やかな印象。抹茶、紅芋、南瓜、桜の和の素材を使った羊羹は食感が新しいからこそ、どこか懐かしくほっとする味。ミルクチョコ、ホワイトチョコ、ビターチョコのチョコレート系は、ぷるんとした食感が羊羹というよりもまるでチョコプリンのようです。
もしお花見をし損ねた方は、桜の写真を見ながらや桜ではなくても春の花を愛でつつ、お花見をしてみてはいかがでしょうか。そんなお花見のお供にもぴったりな一口羊羹。春のワクワクした気持ちを大切に、新しい季節を楽しく過ごしましょう!