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[美容家 石井美保さんの特別スキンケア講座]肌不調を招く“やってはいけない”習慣とは?

誰もが憧れる美肌の持ち主、石井美保さん。その肌は生まれ持ったものでも、一日にして築き上げたものでもなく、多くのトライ&エラーを繰り返して培った努力の賜。今回は、肌不調を招く“やってはいけない”習慣とは何か教えてもらいました。

知っておくべき不調を招くDon't!習慣

悪習慣を意識して断ち切ることが最高のスキンケアになるはず
「私たちが日頃から行っている行動が老化原因の7割を占めていると言いましたが、その代表例をピックアップ。一見、直接関わりがないように見えて、肌不調に多大なる影響が。だから、どんなに肌に手をかけたところで、この悪習慣が身についていると水の泡。まずは自分の行動を意識して、変えてみる努力をする。それがいちばんの効果的なスキンケアになるのかもしれません」

日頃から行っている行動が老化原因の7割を占めていると言いました

Don't!1【摩擦】

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手を縦横へとスライドさせる行為は肌にダメージを生むきっかけに
「自分ではしていないつもりでも、意外と毎日の行動で多いのが摩擦。洗顔時やタオルで顔をふくとき、ファンデーションやチークを塗るときなど、ついつい手を縦横へとスライドして動かしていることないですか? なにげないこの行動が、実は肌トラブルの根源。刺激によって炎症を起こし、色素沈着やシワ、たるみなどを生むきっかけに。手は肌に対し垂直にあて、絶対圧をかけないようにしましょう」

Don't!2【糖質依存】

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肌糖化の“ツケ”となる前に甘いものに頼る習慣をやめましょう
「私自身、30代のときは甘いものに依存していて。ちょっと疲れたらご褒美、ちょっと嫌なことがあったら自分を励ますためにと、何かと理由をつけて毎日のようにお菓子に頼っていました。でもこういった糖質のとりすぎは、たるみや黄ぐすみを引き起こす糖化の原因に。いきなり断つのはストレスになると思うので、甘いもの=ストレス解消の考えを改めることから」

Don't!3【美髪ファースト】

今生えている毛ではなく、未来の毛のためにできることを
「若い頃ってツルツルサラサラの手触りになれるとか、いい香りなどでヘアケアを選びがち。もちろんそれは悪いことではないけれど、髪はいわゆる“死んだ細胞”。髪を根本的に改善したいと思ったら、頭皮ファーストでいることが大事。それでなくても、ストレスなどで頭皮が硬い人が多い。ほうっておくと毛のやせや顔のたるみにもつながってしまうので、マッサージやスカルプケアで頭皮環境を整えましょう」

Don't!4【水不足】

たっぷりのお水で体の中を巡らせることも立派な保湿ケアに
「肌のハリ不足や乾燥、くすみなどが気になる方は、単純にお水のとらなすぎという場合も。私自身、サロンに立つ日はトイレに行く時間を取らないためにも、水分をとらないのが当たり前で。一日ペットボトル半分も飲んでいませんでした。それが肌不調の原因だと気づいて、意識して水を飲むようにしたら、みるみる肌の潤いが改善。今では吸収率の高いお水を1.5〜2ℓ程度飲むことが、毎日の習慣です」

Don't!5【横向き寝】

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無意識な横向き寝がシワやたるみをつくっているかも
「横向きやうつぶせになって、枕に顔をうずめて寝る方がいらっしゃいますが、これは顔の水分を奪い、シワやシミ、たるみやゆがみを引き起こす危険行為。でも寝ている間だと無意識だし、寝返りも打ってしまいますよね。だから、なるべく入眠時はあおむけで寝ることを意識してみて。また、枕カバーをシルク100%に変えるのも手。シルクは主成分がタンパク質なので、肌との親和性が高く負担を最小限に」

【REPORT!】 BAILA読者がお試しレポート

ちょっとした意識の差で肌がみるみる改善!
「スキンケアは大好きだけど、顔をじっくり見たり触れたりする習慣がなかったので、意識して観察するようになったら、肌の変化に敏感に。スキンケアの塗りムラや、重ね塗りしたほうがいいパーツにも気づけました。また、お水を飲む習慣がなかったので、水を飲むことが最初は苦しかったのですが、肌のキメが整い、乾燥しづらくなったのには感動。あおむけ寝も慣れるまで時間がかかったけれど、顔のむくみや歯ぎしりが気にならなくなりました」

この悩みが解決!
頰や口もとの乾燥▶︎▶︎▶︎乾燥しにくくなった
目の下のシワ▶︎▶︎▶︎ハリが出てシワが軽減
全体的な顔のくすみ▶︎▶︎▶︎明るくトーンアップ

イラスト/中村千春 取材・原文/谷口絵美 構成/中島 彩 ※BAILA2023年6月号掲載

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