もしあの味が自分の手で作れたら。いつも買っていたお惣菜が、さらに美味しくなったら…。ひと手間で食事の充実感を軽やかにアップしてくれる、そんな頼れるキッチン家電が、いま欲しい!
あれ作りたい! を上手に叶える、ひと手間プラスのキッチン家電。
科学する料理研究家で、キッチンまわり評論家のさわけんさんは、キッチン家電のトレンドにも精通。
「時短料理が作れる、経済的にお得になる、というのが数年前のトレンドでしたが、最近は特に多様化・高級化の流れがきています。コロナ禍で料理をする楽しさに開眼した人も多く、せっかくそれなりのお金を出してキッチン家電を導入するなら、出来上がったものに感動が欲しい、という人に向けたニッチな商品が増えています」
家電の力を借りれば、ひと手間かけた料理も楽しく手軽に挑戦できる。
「どんなものが作れたら、自分は充実感を得られるのかを基準に商品選びをするのがオススメ。たとえ使う頻度が少なくても、充実感が勝るなら買う価値はあります。ただ、買う前にサイズを把握して、収納スペースを確保しておくことを忘れずに」
揚げずにサクッサク。惣菜も出来たてに蘇る。
【アイリスオーヤマ】ノンフライ熱風オーブン リニューアル FVX‐D14A‐B ブラック
大人気ノンフライ熱風オーブンが、大容量になってバージョンアップ。フライヤー(リクック)、トースター、オーブンと3つの機能を搭載。リクックメニューでは、惣菜や冷凍食品の焼きムラを抑えて美味しく仕上げてくれる。油で揚げない高速熱風調理はヘルシーさも売り。¥15,650*編集部調べ(アイリスオーヤマ TEL:0120・311・564)
パン好きをも唸らせる、本格的な仕上がりに納得。
【パナソニック】ホームベーカリー ビストロ SD‐MDX4
練り具合と仕上がりの焼き加減が格別で、オートメニューはもちろん、「ねり」「発酵」「焼成」の3つの工程から1つを選び、自分好みのレベルと時間を設定でき、こだわりパンを作ることができる。その他の機能も充実していて、満足感が高い。¥46,530*編集部調べ(パナソニック TEL:0120・878・694)
ミンチ肉やソーセージを自宅で作れる電動ひき肉機。
右【THANKO】パワー電動ミンサー ひき肉職人
スリムなのにパワフルな電動ミンサー。本体上部の投入口に肉を投入し、電源を入れるとスクリューが回転。付属の3種のプレートを交換すれば、細びき、中びき、粗びきが作り分けられる。市販のひき肉とは格段に違う美味しさとジューシーさに驚くはず。ソーセージ用アタッチメントも付属。¥15,400(サンコー https://www.thanko.jp)
食材をまるっと入れて放っておけばスープが完成。
左【レコルト】ソイ&スープブレンダー
ヒーター内蔵の新感覚のコンパクトブレンダー。食材を細かく刻んで撹拌しながら温度を自動調節して加熱。なめらかな豆乳やスープなどを簡単に作れる。家庭用の氷も砕けるので、スムージーなど冷たいメニューも対応可能。計量スプーン、クリーニングブラシ、電源コードなどが付く。¥11,000(ウィナーズ TEL:03・6804・5538)
使い勝手もデザインも◎。新タイプホットプレート。
【象印マホービン】STAN.ホットプレート EA‐FA10
ホットプレートには珍しい深さ4cmと深型のプレートなので、焼く、煮る、炒めると様々な調理ができるのが利点。パエリアやブイヤベースなどもこぼれにくく、具だくさんのメニューもお手の物。本体ガードとプレートは取り外しができ丸洗い可能。¥14,850*編集部調べ(象印マホービン TEL:0120・345・135)
多彩な食材で試したい、香り高い燻製アレンジ。
【グリーンハウス】フードスモーカー(燻製器)
コンパクトなスタンドタイプで、テーブル上でも場所をとらず、色々な食材で燻製(冷燻)が楽しめる。簡単操作で3分から10分程度で完成。香りが異なるサクラ、リンゴ、ヒッコリーの3種の国産スモークチップ付き。単3形乾電池2本使用。¥6,050*編集部調べ(グリーンハウス https://www.green-house.co.jp)
ほったらかしでできる、本格的な蒸し料理。
【エムケー精工】電気せいろ「TEGARU=SEIRO」(18cmタイプ)
ほんのり漂う木の香りも楽しめるせいろが、タイマー機能付きの電気仕様で使いやすさアップ。短時間で効率よく蒸気が発生する仕組み。せいろは直径18cmで、上下に重ねて同時に調理ができる。せいろ2段に延長輪付き。21cmタイプもあり。¥16,800*メーカー直販価格(エムケー精工 TEL:026・272・4112)
さわけんさん 科学する料理研究家、キッチンまわり評論家。科学的に料理を考えて、狙った通りの料理をつくるレシピの達人。食品やキッチングッズなど実食・検証を行い、精力的に比較している。
※『anan』2023年5月31日号より。写真・小川久志 スタイリスト・池田沙織 取材、文・板倉ミキコ
(by anan編集部)