青く澄んだ美しいビーチや自然に恵まれた楽園・沖縄。すぐに行くのはなかなか難しい沖縄の気分を、焼菓子で気軽に味わってみませんか?
美味しさだけではなく、見た目やシェアしたくなる焼菓子をご紹介するこの連載。第58回目は「Shisa Cookie」(シーサークッキー)の「アソート8枚入」をご紹介します。まだまだ厳しい残暑が続く9月。夏らしいことを楽しめなかった方も、まだまだ夏を感じたい方も、沖縄らしい素材と形の焼菓子を味わえば心も開放的になってリフレッシュできますよ。
沖縄にこだわり抜いた沖縄生まれの新土産
2023年4月3日(シーサーの日)に、沖縄県那覇市の人気観光スポット・国際通りに「シーサークッキー」がオープンしました。
看板商品のクッキーは、シーサーの形でなんともユニーク!シーサーは災いを追い払って福を招き入れるといわれている沖縄の伝統的な守り神で、多くの方がご存知だと思います。そんな沖縄のシンボルがクッキーのモチーフになるなんて今までありそうでなかったですし、なんだか幸せをもたらしてくれそうです。
シーサークッキーは、本格的なクオリティのクッキーを作りたいという想いから、その分野のエキスパートであり、スペインのパティスリー「ブボ・バルセロナ」の日本のヘッドシェフである山本浩泰さんに、ショートブレッドのベースとなるレシピの考案を依頼。その後、沖縄独自のフレーバーを追加し、何度も試行錯誤を重ねながら、沖縄のパティシエたちが完成させました。
エキスパートが考案したベースを取り込みつつ、沖縄の地で作り上げること、そして沖縄の人々が携わることに真摯にこだわった「シーサークッキー」。食べる前から期待大です。
何度でも食べたくなるサクホロ食感
「シーサークッキー」という商品名ではありますが、スコットランドの伝統菓子・ショートブレッドを目指して作られています。たっぷりとバターを使い、卵を使わずに作ることで、サクホロの食感に。
シーサーの形が複雑ゆえに生地を型から外すのが難しく厚さ10mmを超えると崩れやすくなりますが、6mm以下だと固さを感じるので、できる限り8mmになるようにこだわって製造しています。
見て食べて、気分はたちまち沖縄へひとっ飛び
フレーバーは沖縄ならではの素材を使った8種類を展開。「紅芋」はこっくりとした特有の甘味と香りが際立ち、鮮やかな紫色が目を惹きます。
沖縄県で親しまれている代表的なお茶の「さんぴん茶」は、ジャスミンの香りに心華やぎ、あと味はすっきり爽やか。
「まーす(塩)」はほのかな塩気がアクセントになり、バターの風味にグッと奥行きが生まれます。
その他には「マンゴー」「シークワーサー」「黒糖」「チョコチップ」「オリジナル」を展開し、シンプルな材料で作られているので素材の味がしっかりと引き立ちます。
パッケージからも、沖縄らしさを表現。シーサーと赤瓦屋根の建物の間から太陽が昇るロゴが映え、両端には県花のデイゴをあしらい、手に取ると気分が上昇します。
シーサーは縁起物なので、お土産としてだけでなく、お祝いごとの贈り物として選ばれることも多いそう。幸運が訪れるように願いを込めて大切な人へ贈ってみてください。