体の特徴から、ストレート・ウェーブ・ナチュラルの3タイプに分類され、自分をよりよく見せるため活用されている骨格診断。ここでは、華奢で繊細な印象を与え、カーヴィなボディラインが特徴の“骨格ウェーブ”の方が気になりがちな悩みを改善するメソッドをご紹介します。
華奢な上半身と肉感的な下半身が見事な曲線を描く。
「筋肉や骨が目立たない体型で、特にデコルテが薄く、上半身がほっそりして見えます。逆に腰から太ももにかけては、ぷるんとボリューム感が。上半身と腰との差に加えて、胸の下から骨盤までが長いこともあり、くびれが目立ちやすく曲線的。肌はふわふわ柔らかい質感で、引っ張るとよく伸びる人が多いです」(イメージコンサルタント・Rinaさん)
骨格ウェーブの似合うファッション&メイク
ウェーブタイプのファッションは、上半身をボリュームアップすることがポイント。ふんわりシフォンのような素材、フリルやレースをあしらったデザインで、デコルテまわりを賑やかに。くびれの目立つ体型が光る、ウエストを絞った服も得意。シューズは華奢なサンダルや細いヒール、バレエシューズなど繊細なものを。バッグは小さめがマッチする。メイクはツヤでハリ感を足すとGOOD。
骨格ウェーブの3大悩み&原因
ヒップが垂れる。
ウェーブタイプのお悩みNo.1は、お尻の形。筋肉が少なめかつ骨盤が前に出やすいため、お尻が垂れて見えたり、横に広がって見える傾向が。ウエストは細いのに腰から上にパンツが上がらない、なんてことも。
太ももの横張りが目立って太く見える。
筋力不足で姿勢が安定せず、片足に体重をかけてしまったり内股になりやすい、という人が多い。そうすると、太ももの側面が横に太くなってしまう。また、太ももの筋肉をうまく使えず、脂肪がつきやすいという弱点も。
胸まわりにボリュームがない。
もともと上半身が華奢で胸板が薄いため、胸が貧弱に見えるという弱点が。加えてウェーブタイプは背中の筋肉をうまく使えず、猫背になったり巻き肩になったりしやすい。そのため、デコルテがペタンコに見えてしまう。
骨格ウェーブのためのEXERCISE
骨格ウェーブは、体幹を含め全身の筋肉が少なめ。そのため骨盤が安定せず、前に出てしまうスウェイバックになりやすい。
「スウェイバックは骨盤が前に、上半身が後ろに行ってしまう姿勢で、バランスをとろうと首も前に。そこにスマホの見すぎなども加わり、猫背やストレートネックになる人が多いようです。お尻や体幹を鍛えるスクワットや、猫背を改善するストレッチで姿勢を整えましょう」(姿勢改善トレーナー・SHOTAさん)
ワイドスクワット(10回)
足を大きく広げるスクワットで、内ももの筋肉とお尻を鍛えつつ体幹を強化。股関節のねじれを正して、内股の改善も狙える。
1、足を肩幅の1.5倍くらいに開き、つま先は斜め45度外側に向ける。両手を骨盤に添えてスタンバイ。上半身は力を抜いて、リラックスさせよう。
2、息を吸いながら、太ももが床と平行になるくらいまで腰を落とし、吐きながら腰を上げる。腰を落とす時、ヒザは外に向けて。背筋は常にまっすぐ伸ばす。
もも裏のストレッチ(3秒キープ。反対側も同様に)
骨盤を後ろに引っ張っている太もも裏の筋肉の緊張をほぐして、垂れたお尻を上向きにしよう。腰痛の予防や改善効果も期待できる。
1、片ヒザ立ちになって、肩幅くらいに広げた両手を壁につける。骨盤は前傾したり後傾したりせず、垂直に立てるイメージで。背筋もピンと伸ばすこと。
2、お尻を後ろに引き、立てていた方のヒザを伸ばしてキープ。ヒザを伸ばした方のつま先は上に向ける。ヒザを伸ばした方の、太もも裏の筋肉が伸びるのを感じて。
太もも横張り改善エクササイズ(20回繰り返す。反対側も同様に)
お尻の筋力が弱いと股関節が内側にねじれて、内股の原因に。このエクササイズで股関節を外に回す外旋六筋を鍛えれば、内股防止に。
1、床に横向きで寝て、片手を頭の下に、逆の手を腰にあてる。両脚をそろえてヒザを軽く曲げ、体が倒れないよう、体幹を意識してバランスをとる。
2、上側になったヒザを上げて、股関節を広げる。両足はつけたままで、ヒザも曲げたまま。上半身は動かさず、骨盤が後ろに倒れないよう注意。