脱・マスク後も軽やかなベースメイクが定着。顔の余白が気になる人が増加
メイクアップにおいては、ベースメイクが豊作な一年でした。マスクを外す時間が長くなったこともあり、ベースメイクを一新した人も多いのではないでしょうか。
その一方、コロナ禍で人気を集めた「下地以上ファンデ未満」のベースメイクアイテム人気は定着。アフターコロナとなっても人気は衰えそうにありません。
ファンデーションをまた使うようになった人にも軽やかなベースメイクにしたいというニーズは共通するようで、今回受賞したファンデーションの口コミでは「肌が疲れにくい」「負担感が少ない」というワードが多く見られました。
メイクアップアイテムの口コミでは、「顔の余白を埋めたい」といった記述が昨年よりも増加したそう。たしかに、涙袋メイクやオーバーリップが流行りましたよね。
顔の余白を埋める方法としてはシェーディングやハイライトで立体感をつける他、涙袋メイクや唇をぷっくり見せたり、まつ毛に束感を出したりするなど、さまざまな方法が挙げられます。
また、これまでは血色感を演出する目的がメインで使われていたチークも、「色はそこまで出したくないけれど、顔の余白を埋めたい」というニーズに沿った淡い発色、肌なじみのよいカラーが人気を集めました。
大人世代が元気だった一年。アラサー世代もお姉さんたちの美容法に興味津々
今年は天野佳代子さん、梨花さん、MEGUMIさんなど、40代~60代の著名人への注目度が高まったことも特徴的でした。MEGUMIさんの美容本はマイナビウーマン読者でも購入した方が多いのではないでしょうか。
そんな流れが反映されてか、口コミでも「大人世代」など世代に関連するワードが増加したそう。大人の肌悩みに関するワードや、「エイジング毛」「白髪予防」など、髪のお悩みに関する口コミも増えているようです。
眼瞼下垂や肝斑など、これまで化粧品でケアすることができなかった領域のお悩みも、技術の発展を受けて化粧品でなんとかしたいという気持ちが高まっていることが窺えます。
2024年上半期は何が流行る? トレンドを大胆予測
2023年を総ざらいした次に気になるのは2024年上半期のトレンドです。@cosmeトレンド予測部は5つのトレンドトピックスを発表しました!
美髪課金
#夏慢性化攻略
ひとくち美容投資
エンタメマスク
クワイエットラグジュアリーメイク
幅広いカテゴリで提案された今回のネクストトレンド予測。一つずつチェックしていきましょう。
髪型・髪色の自由化でヘアケアへの関心が高まる予感
まずは「美髪課金」から。近年、ドラッグストアやスーパーマーケット、飲食店など、接客業を中心に「職場での髪型・髪色自由化」を導入する企業が増えています。
韓国アイドルの影響でハイトーンカラーに挑戦する人も増え、実際、@cosmeの口コミでも「ブリーチ毛」というワードが5年前と比較して5.4倍に伸びているそうです。
その影響もあってか、2023年11月に実施したユーザーアンケートでは全体の約34%が「カラーによる髪のダメージが気になるようになった」、全体の約41%が「ドライヤーやアイロンなど熱による髪のダメージが気になるようになった」と回答。ヘアケアに生活者の関心が向いていることが窺えます。
@cosmeのヘアケア商品の登録数は昨年と比較して1.7倍に。シャンプー・トリートメントの他、頭皮ケアアイテムや手持ちのトリートメントに混ぜて使う粉タイプのトリートメント、トリートメント前に使用する髪の導入美容液など、基本のシャンプー&トリートメントにプラスするアイテムの幅が広がっています。
今後は髪に手間や時間、お金をかける「美髪課金」が注目を浴びそう!