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「ストレスに強い人」と「そうでない人」の決定的な違い

同僚や友人の中で、忙しくてもいつも笑顔で元気な人はいませんか? 実は「ストレスに強い人」には特徴があるのです。心理学や脳科学に詳しいマインドトレーナー田中よしこさんからお話しを伺いしました。

教えてくれたのは……マインドトレーナー 田中よしこさん

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株式会社コレット代表取締役。自分自身が生きづらさを抱え、本当の自分と向き合った30年間の経験をベースに、心理学・脳科学、コーチングの知見を取り入れ、「自分を本当に知る」ことをメソッド化。個人セッションやセミナーなどを中心に、潜在意識を整え、本心と「未来の理想の思考」を引き出す方法を伝えている。

「ストレスに強い人」3つの特徴

ストレスに強いと聞くと抽象的ですが、具体的には仕事や家事子育ての中で問題がでてきたときの「選択肢の持ち手が多い人」「対処方法を考えられている人」です。

ストレスは負荷がかかっている状態を指すので、対処できないと負荷がかかり続けてしまい、生きづらさにもつながります。

具体的なポイントを確認してみましょう。

1.適応能力があり、問題解決能力が高い

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ストレスに強い人は、“変化”に対する適応能力が高いです。

例えば、予想外のトラブルが起きたときに「どうしよう」「〇〇なのに!」なんて怒ったり困るのではなく、「次に何をするのが良いか。」と、すぐに対策を考えて行動します。

こういったことを繰り返すうちに経験値も上がり、一緒に解決力も高くなってくるおまけつきなので、対応した人としない人の未来には差が開いていくのです。

2.感情のコントロールが得意

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ストレスに強い人は、上述1のような状態で日々過ごしているので、無意識に「なんとかなる」と思え、必然的に安定した感情で過ごしています。

感情が安定している方が脳のパフォーマンスを発揮でき、さらに問題を解決するための良いアイデアが出てくる循環がつくれるのです。

3.気持ちよく人にお願いができる

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ストレスに強い人は現実的な見方ができる人でもあります。つまり、自分ひとりで出来ることなど限られていて、人の力がないと無理なこともたくさんあるとわかっているのです。

そのため、人に気持ちよくお願いごとや感謝を伝えられる日常を過ごせています。上述の1と2のポイントも押さえているので、安定した感情で現実的なお願いができ、引き受けてもらえる確率も高いのです。

「ストレスに強い人」と「そうでない人」の決定的な違い

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上記のお話をふまえたうえで、ストレスに強い人とそうでない人の決定的な違いを1つだけあげるとしたら。それは「柔軟性」と言えます。自分の期待通りの結果にならないときに、どのように対応するのか対応案を考えることができ、さらに対応案が複数あると、ストレスにはなりません。

またストレスに強い人は期待通りにならない出来事があっても「こうでないといけない、無理だ」という捉え方をしません。その場に適応して対応できる思考や言動の柔軟性が、ストレスから心を守ってくれるのです。

反対に柔軟性がないと、答えの見つけ方も分からず無理だと思いながら完璧に近い状態を目指します。そうなると、ストレスが上乗せされ続け、やがては限界を感じて気力までもなくなってしまいます。

誰でも、仕事や家事子育てでやらなければいけないことが重なるといっぱいいっぱいになり、ストレスを感じるのは当たり前です。そんな時に重要なのは、あなた自身が対処できる方法は必ずあり、それを探し出せて、困ったときは誰かに聞ける人だと思い出してあげることです。

モノゴトの捉え方、思考のクセは自分で変えられます。あなたにあった柔軟力をぜひ身に着けてくださいね!

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