「地頭がいい」とはどういうことなのでしょうか? 「頭がいい」との違いも気になるところ。今回は、言葉の意味と併せて、地頭がいい人の特徴や地頭の鍛え方について解説します。
職場やプライベートで「地頭がいい」と言われる人に出会ったことはありますか?
「頭がいい」とはニュアンスが異なるのだろうと思いつつも、その判断基準が何なのか気になりますよね。
今回は、地頭がいい人の特徴と地頭の鍛え方について紹介します。自分の能力を高めたい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
「地頭がいい」とはどういう意味?
「地頭がいい」とは、学力とは異なり、その人が持つ本来の頭の良さを意味する言葉です。
「本来の頭の良さ」とは、発想力や思考力の他、円滑な人間関係をつくるコミュニケーション能力などのあらゆるスキルが該当します。また、考察力や行動力も地頭の良さを判断するポイントです。
知的好奇心が旺盛で、幅広い分野に興味を持つことが、彼らの能力の高さにつながっているのでしょう。
「地頭がいい」と「頭がいい」の違い
「地頭がいい」とはどういうことなのかをひも解くためには、「地頭がいい」と「頭がいい」の違いを比較してみると分かりやすいです。
この2つの言葉は、同じような表現ですが異なる意味を持っています。
「地頭がいい」とは、「なぜ」「どうして」などの疑問を重視し、さまざまな視点で問題解決ができることです。あらゆる物事に興味があり、生きる上で大切な応用力がある人に該当するでしょう。
その一方で、「頭がいい」とは、勉強ができる人のこと。知識が豊富でテストの点数や偏差値が高く、問題の正解を導き出すのが得意な人に当てはまります。
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地頭がいい人の特徴
地頭がいい人は、課題解決能力に優れており、ビジネスシーンでも高い評価を得ることができるでしょう。
そんな彼らには、他にどのような特徴があるのでしょうか? ここからは、地頭がいい人に共通する傾向を紹介します。
(1)要領が良く頭の切り替えが速い
地頭がいい人の最大の特徴は、頭の切り替えの速さです。
何事も効率的に処理することができるため、学力が向上しやすいのはもちろん、ビジネスシーンでも高い評価を得る人が多いでしょう。
相手の伝えたい内容をすぐに理解できたり、瞬時に頭の中で物事を整理できたりと、要領良く立ち振る舞えるのも、彼らの特徴です。
また、やるべきことの優先順位をつけるのもうまいため、段取り良く物事を処理することができるでしょう。
(2)記憶力がいい
地頭がいい人は、記憶力が良く、豊富な知識を持っている傾向があります。一般的には聞き流してしまうような内容でも、情報として蓄えているのでしょう。
そして、日々さまざまなところにアンテナを張り、情報収集を欠かさないのも彼らの特徴です。
その結果、自分の持っている知識の中から、その都度必要な情報を取り出して活用することができるのでしょう。