大好きな人と付き合えても、ラブラブに恋している期間は、とても短いもの。3ヶ月もすれば、いて当たり前の状態になり、3年も経てば一緒にいることが義務のように感じられるようになってしまうことも少なくありません。でも、そういった関係になってしまっては、“結婚”なんてとても考えられないですよね……。いつまでも飽きられず、愛される女性はどんな工夫をしているのでしょうか? 恋愛コラムニストの箱崎キョウコさんにお聞きします。
文・塚田牧夫
「次の週末なにするー…?」って悲しい
箱崎「好きな人ができて、ドキドキして、ラブラブになってくると、やりたいことが沢山でてきます。時間がとても足りないように感じるでしょう。
ですが、山ほどあるように感じたやりたいこと、例えばディズニーに行くとか、川沿いをお酒飲みながら歩くとか、高級ホテルの上層階で夜景を見ながら食事をするとか……そんなことは3ヶ月もあれば、やりきってしまいます。
そういった楽しすぎるデートが一通り終わった後に残るのは、“退屈感”。“次の週末なにするー?”がお互いに口癖になったころ、なんとなく自分自身にも嘘をつくけど、心の奥底で他の人と遊びたくなっているのです。
これを避けるために、いつまでも愛される女は、どんな駆け引きを行っているのでしょう?」
相手選びから長期的視点で!
箱崎「いつまでも愛されることを目指すには、まず相手選びの段階から長期的視点を持つ必要があります。
“恋愛のワザ”というのは、効く相手にはものすごく効いてしまうので、自分との相性とか好みのタイプとか関係なく、“この子、素敵!”“イイ女!”“可愛過ぎる!”と思わせて、モテることができます。
ですが、そういうので寄ってくる相手は、避けるべきです。“本当のあなた”のことを見ていないですし、“女性を感じられる”ものに弱い傾向があるので、長期のお付き合いには向いていません。
男性と長く幸せな関係を築きたいのであれば、まずは自分がどんな人間か、しっかりと見つめ直し、その後、そんな自分にはどういう男性が必要か……? しっかりと言葉にして理解する必要があります。そして、男性と出会ったときには、彼がそれを満たす男性か確認しながら、真剣に向き合うことで、相手もまた、あなたのことが気になるのならば、真剣に本当の自分の姿を出してくれるんですね」
でも、まずモテてみては…?
箱崎「長期的な関係を築くためには、上記のように、しっかりと自分のことを知って、それに合った男性を探すこと、相手と真剣に向き合うことが必要です。
でも……。もし、これまで男性と軽く恋に落ちて、“一生大好き!”とラブラブになって、でもそれは続かなくて、好きじゃなくなって、悲しい、寂しい気持ちになって……という経験をしたことがないのであれば、まずはあまり真剣に考え過ぎず、そういった恋愛の楽しさや悲しさ、寂しさなどを全部背負う経験をすることをおすすめします。
とても辛い経験だけど、振り返れば素敵な思い出になるし、痛みを知ることで、本当の意味で人に優しくなることができます。将来、子どもが産まれたときにも、いろいろと教えてあげることができますよね」
立ち直れていない人は…?
箱崎「もしそういうことをすでに経験済みで、でもまだ立ち直れていなくて、この記事を読んだのであれば……。
今はとても苦しいと思うけど、悲しみ・怒り・寂しさをもって生きている自分を許してあげましょう。
愛される資格も愛する資格もないと思うなら、恋じゃなくてもいいので“愛し合える”相手を探してみてください。ひとりじゃ人間は生きられないんだから。
ひとりで抱え込まず、本心で話す相手ができたら、“辛いけど立ち上がろう”という気持ちがきっと湧いてきます。
誰かに頼らず、自分の足で自分の人生を進んで行こうと真剣になって初めて、“ひとりじゃ無理だ……”と感じ、“本当に今の自分に必要な誰か”の理想像が明らかになるので、そうしたら、長期的な関係を築ける相手を見つけるまでに、それほど時間はかからないでしょう。
あまり駆け引きっぽい話じゃなくて、ごめんなさい」
“いつまでも愛される女”について箱崎キョウコさんに語ってもらいました。
いろいろと経験をしたうえで、“本当に自分に必要な人”が分かってくるようですね。自分がどの位置にいるのか考えつつ、参考にしてみてくださいね。
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※2017年5月5日作成