「旦那が飲み会に行ってばかりで家のことを何もしない」という不満は、もはや永遠のテーマかもしれません。ママスタコミュニティには「旦那の忘年会に寛大になれる?」というタイトルでこんな投稿がありました。
『他に頼れるところがなく、子どもたちが手がかかるタイプの方のみでお願いします』
投稿が寄せられたのは忘年会の時期でしたが、歓迎会やお疲れ様会など仕事関係の飲み会は季節問わずあるものです。子どもたちがまだ幼く、ご飯を食べさせたりお風呂に入れたりと1人でこなすのは大変な時期に、仕事とはいえ飲み会が続く旦那さんに対して寛容になれるかどうか。アンケートをとったところ「なれる」が多数派で、ママたちは寛容的でした。その理由を詳しく見ていきましょう。
旦那が飲み会だとむしろ嬉しい!その理由は?
『子どもたちと好きな物を食べてダラダラできる』
『夕ご飯を作らなくていいからラッキー! どんどん行ってほしい』
『だって仕事でしょ』
『にぎやかな小学生と幼稚園児がいるけど、日頃ワンオペだから全く平気。うちはいないほうが家庭がスムーズに回る。「飲み会を楽しんで、またしっかり働いてください」と思う』
まずは旦那さんが飲み会に行っていても気にならないという、ママたちのコメントを見ていきましょう。子どもが手のかかる年齢だとしても、旦那さん分の夕ご飯の用意をしなくてもいいというメリットがありますよね。子どもの夕食やお風呂、寝かしつけ、その他の家事を済ませたら、あとはママが1人でゆっくり過ごせるフリータイムにもなります。「子どもたちとダラダラ過ごせる」「いつもワンオペだから全く平気」というコメントが散見されました。また「飲み会も仕事のうちであれば気にならない」という意見も。その飲み会が友達と遊ぶような会であれば不満が出るかもしれませんが、会社の忘年会や新年会などであれば話は別。「飲み会も仕事のうちだから」として割り切って送り出してあげているママたちは多いようです。
『忘年会のときは、幼稚園が冬休みで疲れたから、早く帰ってきてほしかった。私も外で子どものことを気にせずお酒を飲んだり、美味しいものを食べたりして話の通じる大人とおしゃべりしたい』
一方で旦那さんの飲み会を快く思うかどうかは、ママがお酒や飲み会を好きかどうかにもよるところが大きいかもしれません。筆者も旦那が仕事上の付き合いで、飲み会や接待の会食などが多いです。旦那としては、仕事の延長線上なので取引先に気を遣ったり、食事も十分に食べられなかったりして気が休まらないそう。しかし、家でも1人で飲むことが多い筆者は「誰かが作ってくれた料理を食べて、大人とお酒を飲みながら会話できるだけでもリフレッシュになりそうで羨ましい」と思うことも。これはまだ子どもと話が通じず、アルコール摂取もできない授乳期に特に感じていたことでした。
飲み会を許容できるかは条件次第
『めちゃくちゃ稼いできてくれているなら許せるかも』
『一日だけなら』
『手かかるっていっても、体調不良じゃないなら気持ちよく行かせてあげるかな』
『でも泥酔はダメだよ』
条件付きで「旦那の飲み会を許せる」としていたママたちからは、さまざまなコメントが集まりました。その飲み会に参加することが収入に結びつくかどうかや、飲み会が連日続いたり頻度が多すぎたりしないかどうかで、ママの納得度も変わってくるようです。また子どもが体調不良で、看病をしないといけないなかで飲み会に行かれるのはNGとしていたママも。嘔吐や発熱など体調の急変によって夜間病院に連れて行く必要が出たり、徹夜でお世話をしなければならなかったりする状況では、旦那さんの飲み会にイライラするのも無理はないですよね。また、帰宅後に生活音でうるさくして子どもを起こしたり、夜中まで泥酔してママに迷惑をかけたりするのもよくないでしょう。こうしたことがない限りは、旦那さんの飲み会に特に否定的な感情を抱いていないママたちが多いことがわかりました。
日頃の育児参加度やママへのフォローも大事
『ただし常日頃から育児に協力してくれていたからだと思う。むしろメインで頑張ってくれていたからこそ、「行っておいでよ」と言えた』
『だって自分も子どもを旦那に任せて忘年会に行くもの。仕事復帰してからずっとだから、1歳からそうしているよ』
『日頃の言動と稼ぎ次第じゃない? 旦那の態度が悪かった時期は「ふざけんな」と思っていたもの。妻への気遣いは大事よ』
『毎週飲みに出るとかじゃなきゃね。他でフォローしてくれていたら「どうぞごゆっくり」と思って送っていくよ』
この他にも旦那さんが常日頃から家事育児に積極的に参加してくれているからこそ、飲み会に行くと言われても嫌な気持ちにならずに送り出せるとしていたママもいました。普段から家のことを何もしない上に、仕事とはいえ飲み会に参加すると言われたら、いい気持ちがしないのは当然のこと。日頃から家事育児を担っているママを労ってくれているかといった夫婦仲の良さも、関係してくるのかもしれませんね。
また、飲み会に行く際に「負担をかけてごめんね」「いつもありがとう」などといった声をかけてくれるだけでもママの気持ちは変わってくるでしょう。筆者も旦那に「飲み会で家を空けたり次の日疲れてずっと寝ていたりされても、『仕事なんだからしょうがないだろ』という態度だとイライラする。ごめんとかありがとうと言われるだけでイライラしないから言ってほしい」と伝えたことがあります。単純ながら、実際に言葉をかけられるだけで怒りや不満もなくなったもの。やはり、こうした言葉かけ一つや日頃のコミュニケーションの積み重ねが大切といえそうですね。投稿者さんのように、旦那さんの飲み会にイライラしてしまうというママたちは少なくないでしょう。そんなときは今回寄せられた投稿を思い出してみてほしいです。
文・AKI 編集・kunel イラスト・Ponko