ヘア＆メイクアップアーティストのイガリシノブさんが考える、この春押さえておきたいメイクアップとは？ トレンドや常識に捉われない、イガリさんならではの“素敵”や“可愛い”を追求した３つのメイクを春の新作コスメを中心に使ってお届けします。
第３回目は、イガリさんが提案する眉尻すっきりメイクと、ボリューミーなリップのバランスメイクテクニック。
イガリシノブさん「メイクトレンドもテクも常にアップデート。昔のやり方に固執しないで」
「ベースメイクも眉の形もトレンドによって移りゆくものなのに、慣れ親しんだテクから離れられずに顔をアップデートしないのは、もったいない！
ちょっと変えるだけでぐっと今っぽくなれたり、大人っぽい品が宿せたり、何より今っぽい顔になれるから、思い切っていつものメイクを手放してみることがすごく大切。
そうすることで顔のバランスが変わって見たことのない自分に出会えるはず。いろんなメイクにどんどん挑戦してみてください」（イガリさん・以下同）
眉は眉尻シュッ！ リップは思い切り厚みを出そう
ストライプシャツ￥93500／ハーフボーイ（エストネーション）中に着たカットソー￥3300／アントマリーズ（アンティローザ）ピアス（片耳）￥25300／トワジェ（ロードス）デニムリボン／スタイリスト私物
イガリさんが眉とリップの最新バランスを解説♡
「今はアイシャドウが薄めの時代だから、しゅっとした細くて長い眉尻を描くほうが、顔がすっきり整うんです。眉尻の周りの皮膚もきれいにしておいてね。さらに、透け色アイラインで囲みメイクをすると、眉とうまくバランスがとれますよ。
こんなしゃきっとした目元には、今のトレンドのボリューミーな唇がグッドバランス。唇に光がすっときれいに入って顔が華やかに見えるからBAILA世代には特におすすめ。何度も塗り重ねて、色ムラができないように気をつけてください。
眉と唇だけが浮き立ったかのような顔にするために、チークは全レス。頬に血色が入ると、ぼよんとした垢抜けない顔に見えてしまいます」
使用したコスメはこれ！
ほのかなきらめき仕立てのナチュラルブラウン。眉にはもちろんアイカラーとしても優秀。フーミー マルチアイブロウパウダー オイルブラウン ￥1980／Nuzzle
ナチュラルブラウンとシアーベージュ、２色のリキッドタイプ。アイブロウはもちろん、涙袋の影、アイラインにも重宝する透け発色。フーミー 眉尻ライナー ￥1980／Nuzzle（2月22日発売）
生命感のある厚膜のツヤが話題。ポジティブなローズカラー。カネボウ ルージュスターヴァイブラント V03 ￥4620／カネボウインターナショナルDiv.
目力を引き立てるのに強すぎず、程よく明るく見せて優しさを際立てるピンクグレージュ。透け発色で失敗知らず。アイラッシュライナー 06 ￥1650／UNMIX（3月15日発売）
ルナソルらしいベージュの魅力が溢れる、25周年限定パレット。ルナソル アイカラーレーション スペシャルエディション ￥9900／カネボウ化粧品（2月22日限定発売）
一新して話題のルースパウダー。肌を透けさせつつきちんと見せるシースルーマットの07番が特におすすめ。ルース パウダー 07 ￥6050／コスメデコルテ
すっきり眉×ボリュームリップメイクのポイント
（１）ルナソルのアイシャドウパレットの上段右２色を混ぜて上まぶたの目尻側とアイホールに。目頭の内側にはシャドウ下段左から２番目の色を仕込む。
（２）上まぶたと下まぶたの目頭から目尻までUNMIXのアイライナーでラインを描いたあと、シャドウの右下の色をラインより広く重ねる。
（３）眉はフーミーのアイブロウパウダーの上の色をブラシで眉頭から真ん中あたりまで、眉の上側に影をつけるようにのせる。
（４）フーミーの眉尻ライナーの濃いほうの色で眉の隙間を埋めるように描いたあと、眉頭は毛を立てるように描く。眉尻側はすっと長めに。さらに、眉尻ライナーの薄いほうの色で眉全体をすすっと描いて整える。
眉のまわりの肌も、ベースメイクは手を抜かずきちんと整えておくと、すっきり眉が際立つ。
（５）リップはカネボウのリップを何度もポンポン塗り重ねて、厚みのムラができないように色で埋め尽くす。
（６）チークを使わないかわりに、頬にはコスメデコルテのフェイスパウダーを。肌をマットに整えてテカらせないのも、このメイクの大事なポイント。
