体の健康管理について、様々な情報があるなか「性のお悩み」だけは…正解を見つけづらい…家族や友だちにも聞きづらいし、誰に相談したらよいかもわからない。そんなストレスを抱えることはありませんか?このコーナーでは、セックス、セルフプレジャー(マスターベーション)、カラダや性にまつわる読者のお悩みに、性の専門家として活動する4名のスペシャリストがリレー形式で回答!自分らしいセクシャルウェルネスを探求する、きっかけにしてみて!
Q.セックスで挿入された感覚がなかった。腟がゆるすぎるということ?確かめる方法はある?腟のゆるさは自分で、どうにかできるの?(30代前半・女性)
挿入された感覚がない場合、膣のゆるさ以外にもセックスの経験不足で感じにくいということも考えられます。そのため、膣がゆるいから挿入された感覚がないとは言い切れませんが、膣のゆるみが気になる方は以下のセルフチェックを試してみてください。
セルフチェックの方法
・湯船につかって立ち上がると、膣からお湯が出てくる
・セックスや座った時など、膣に空気が入るようになった
・排尿の時に途中で止められなくなった
また、膣内に圧力計を挿入し圧力を測定する「膣内計」といわれる専門の器具を使って、膣内をチェックすることもできます。膣圧は医療機関で測ることもできますし、市販で売られている膣圧計を使うことでも可能です。膣の締まりを改善するためには、膣の締まりを調整する筋肉の骨盤底筋トレーニングをおすすめします。さまざまなトレーニング方法がありますが、自宅ですぐできる方法がこちらです。
1. まず仰向けになって、膣・肛門・尿道をギュっと締め、約10秒キープします。おしっこを我慢する時のような感覚です。
2. 次に力を抜いて、約10秒ゆるめます。
3. 1と2を20回繰り返して1セットとして、1日に数セットしてみてください。
また骨盤底筋トレーニング用の膣トレグッズもおすすめです。膣トレグッズには、膣内に重しを入れて使うタイプや振動するタイプなど、さまざまな種類があるので、ぜひ探してみてください。
イラスト/鈴木七代
参考サイト
今回教えてくれたのは…
マツダ
1988年生まれ。フェムテック専門アドバイザーとしてフェムケア製品をメインにコラム執筆や製品のアドバイスなどを行い、累計実績は2,000件以上。PMSとの付き合い方や正しい性教育の発信にも力を入れている沖縄のシングルマザー。
X:@snow_rabbit_84