paku アイメイクが強くても、眉を抜くとはかなげな雰囲気が出るよね。
林 わかる。存在感はありつつサラッと抜け感のある目もとに仕上がる。
paku 最近コスメの進化を感じるのは、前はアイテムを2個、3個使ってた仕上がりが、ひとつでかなっちゃう瞬間。たとえば、ジルのチークは、仕込みチークにもう一色重ねてパウダーで仕上げたような頰が、一品で完成する。エレガンスのマスカラも、マスカラ下地を使ったようなまつげが一本で手に入る。使うアイテムが減って、荷物も少なくすむ。
林 確かに、マルチユースのアイテムも増えてるもんね。こうしてベストコスメを見渡してみると、上半期は塗るだけで簡単に“なんか盛れる”ものが多かったという印象。
森山 うんうん。メイクアップコスメも進化していて、テクニックいらずで個々の肌や顔立ちを、自然に盛れるようになってきてると思う!
撮影/西原秀岳〈TENT〉 スタイリスト/郡山雅代 取材・原文/長田杏奈 ※BAILA2024年8・9月合併号掲載