毎日のスキンケアに絶対に欠かせないクレンジングは、オイル、クリーム、ミルクなど、いろいろなタイプがあります。その中でも今回は、拭き取りクレンジングをピックアップ! 実はクレンジング機能や手軽さだけにとどまらない、肌に良い要素がたっぷりです。その秘密を紐解きながら、おすすめのアイテムも紹介します。
忙しいVERY世代の味方! 拭き取りクレンジングの基礎知識
撮影/須藤敬一
バラエティー豊かなクレンジング市場。その中でも拭き取りクレンジングには「摩擦が怖くて抵抗感がある」という人が少なくないかもしれません。でも実は、朝も晩も忙しいママに推したいアイテム。正しく理解して、賢く使いこなしたいところです。
拭き取りクレンジングとは
メイクを落とす際は、オイルやミルクなど油分の入ったクレンジング剤でメイクを浮かせてから洗い流すという2ステップが必要です。それに対し、拭き取りクレンジングはその名の通り「拭き取る」だけでメイクや汚れをオフできる優れものが主流。顔を洗い流す作業がなくなるうえ、その後の洗顔も兼ねているタイプのものも多いので、帰宅後すぐや家事の合間など、時間がない時でも時短で手軽にメイクを落とせるのが特徴です。
拭き取りクレンジングの5大タイプ
ひとくちに「拭き取りクレンジング」といってもテクスチャーはさまざま。それぞれ特徴が違うため、まずは基本の4タイプを押さえておきましょう!
拭き取りクレンジングがおすすめなのはこんな人
拭き取りクレンジングはかつてはシートタイプが主流で、本当に疲れているときやアウトドア時などにスポット的に頼るものという印象でしたが、今やラインナップが充実しているので、自分の肌タイプやライフスタイルに合うアイテムが見つかるはず。特に以下の方におすすめです。
時短でクレンジングしたい人
クレンジングだけでなく、アイテムによってはその後の洗顔や保湿も兼ねているものもあり、メイク落としから洗顔とスキンケアまでオールインワンでこなしてくれるのが最大のメリット! 朝洗顔として使えるものもあるので、平日の朝の家事も自分のケアも効率的に回したい人や、朝洗顔する時間も惜しい…と感じている人にはおすすめ。
肌の乾燥が気になる人
通常のメイク落としのステップでは、クレンジングと洗顔で、何度も顔を触りお湯や水で洗い流すことになり、その刺激により乾燥が進んでしまうケースも。それにより肌がつっぱる!なんて人にもぴったりなのが拭き取りクレンジングです。皮脂を落としすぎず、保湿力があるものが充実しているので、乾燥が気になるときにはぜひ使ってみて。
ぐったりな日でも肌負担は最小限に抑えたい人
メイクを落とす気力や体力がもう残っていない…。そんな日にこそ頼りたいのが拭き取りクレンジングです。水で洗い流さずにメイクが落とせる手軽さは、体力や気力が限りなくゼロな夜には嬉しい存在。メイクを落とさずに寝てしまう日が減らせるはずです。
撮影/須藤敬一
拭き取りクレンジングのデメリット
メリットがある一方、拭き取りクレンジング特有のマイナス面も。
肌の摩擦は避けられない
コットンなどで拭き取るので、肌への摩擦や刺激は少なからずあります。そこで重要なのが、使うクレンジング剤の量。コットンがひたひたになるくらい、たっぷりと含ませるのがポイントです! もったいない精神は捨てて、たっぷり使いましょう。またゴシゴシと力任せにこするのではなく、肌の上をやさしくすべらせることが原則です。
洗浄力はまちまち
しっかりオフできるうえ、W洗顔が不要なタイプは、クレンジング成分の配合量が多いため、その成分が肌に残ってしまうことも考えられます。一方で、やさしい処方のものだと洗浄力が足りずに目もとやリップのメイクを落としきれないという懸念も。肌への負担を第一に考えて、毎日は使わず忙しい平日は拭き取りクレンジング、余裕がある日や時間がある週末はミルクやオイルクレンジングにしたり、濃いメイクをした日はポイントメイクリムーバーを併用するなど、工夫してみるのが◎。
失敗しない拭き取りクレンジングの選び方
選び方のポイントを押さえておけば、あなたに合ったアイテムが見つかるはず。
肌質や使用シーンで選ぶ
肝心なのは、それぞれの特色を知っておくこと。肌質や使用シーン別に紹介します!