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「人間関係がうまくいく人」が日常的にやっている“コツ”とは?

人間関係に悩むことが絶えず、ネガティブな気持ちが続いてしまうことはありませんか? 「人間関係で悩む人」と「うまくいく人」では、どのような違いがあるのでしょうか。株式会社脳レボの川谷 潤太さんによると、人間関係を上手に築ける人は、“あること”を習慣にできているとのこと。今回は、誰にでもできるコツを教えていただきました。

教えてくれたのは……川谷 潤太さん

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株式会社脳レボ 代表取締役/講演家。脳科学や大脳生理学、バイオフィードバックなどをベースに、企業の人材育成、子どもや保護者の受験指導、スポーツチームやプロ野球選手などアスリートへの指導で、数々の奇跡といわれる実績を残しており、全国から問い合わせが殺到。講演家として講師デビュー7年で講演回数1,300回、受講者は10万名を突破している。

人間関係がうまくいく人は「与える」ことをやっている

前回の記事では、人間関係がうまくいかない人がやりがちな「3つのNG」について伺いました。

では、人間関係がうまくいく人はどのようなことをやっているのでしょうか。川谷さんによると、そのポイントは「与えること」にあるのだそうです。

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川谷さん:人間関係がうまくいく人は、「与えること」をたくさんやっています。“与える”と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、助けてもらったときに「ありがとう」を言うことや、アドバイスを実行して成功した結果を報告するなど、相手に対して感謝をきちんと伝えることも、与えることになります。小さなことでも「ありがとう」と、感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。

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もし相手にお礼を伝えても、相手が謙遜してしまって素直に受け取ってもらえないときには『I(アイ)メッセージ』で伝えることをおすすめします。「手伝ってもらって、私は嬉しかったです」「私はすごく助かりました」など、自分自身の気持ちとして伝えると、感謝の気持ちを相手に受け取ってもらいやすくなります。また、「それは大変だったね」など、共感を示すことも効果的です。

自分主体ではなく「相手主体」がポイント

感謝の気持ちを伝える以外にも、相手の話をよく聞くことも「与える」ことのうちなのだと川谷さんは言います。

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川谷さん:人間関係を上手に築くために、傾聴力も重要です。相手の話をきちんと聞くことで、相手の気持ちや考えを理解することができるようになります。悩みや意見を人に聞いてもらっているうちに、気分が楽になったり、頭が整理されたりなど、相手にとってスッキリとできる時間になります。できるだけ遮らずに、相手の話に共感して聞いてみてください。

大事なポイントは「自分主体」ではなく「相手主体」。つまり「相手のことを考えて行動する」「相手が喜んでくれることを行う」ことです。

人間関係が良くなることで起こるメリット

人間関係がうまくいくようになると、多くのメリットがあるのだと川谷さんは言います。「与える」ことを心がけることで、今よりもぐんと快適に過ごせるようになるかもしれません。

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川谷さん:良好な人間関係は、日常生活の悩みや不安を和らげてくれます。友人や家族との信頼関係が築かれていると、問題があった際に気軽に相談しやすく、心の負担を軽くすることができます。困難な時期には、支え合うことで精神的なサポートを得られることも大きなメリットです。例えば、育児や仕事での悩みを共有することで、共感やアドバイスを得られる環境が生まれます。

さらに、人とのつながりが多いと、仕事や趣味の場面で新たなチャンスが訪れることも増えます。協力し合うことで自分自身の成長にもつながり、モチベーションの向上にも役立ちます。

自分のできることから始めてみよう

最後に、人間関係に悩む方に向けてメッセージをいただきました。

川谷さん:人間関係は多くの人にとって悩みの種です。日常生活で相手に対して思うことや意見したくなる場面があるかもしれませんが、人間関係を上手に築く人は、まずは相手に寄り添います。その上で、相手の考え方や意見に干渉しすぎず、自分にできることに集中していることが多いように感じます。

感謝の気持ちを伝えたり、相手の話に耳を傾けたりすることは、自分で実践できることです。まずは、できる範囲で始めてみてはいかがでしょうか。

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