ダイエットに取り組む際、生活習慣の中で特に「食事」と「運動」を見直す必要があります。では、効率良く痩せるには「食事」と「運動」どちらに比重を置くと良いのでしょうか?
|「食事」の方を「運動」より比重を置くべき
一般的にダイエットに取り組む際は「食事」の方を「運動」よりも比重を置くべきとされています。もしかしたら「ダイエットの80%は食事、20%は運動」という言葉を聞いたことがあるかも知れません。そう言われる理由は下記2つになります。
(1)カロリーを制限する方が効率的に取り組めるから
例えば500kcalを消費したいとします。その場合、運動だと1時間以上のジョギングが必要です。一方で食事であれば単に高カロリーな食事を控えめにするだけで達成できるのです。
(2)運動のご褒美が食事になることが多いから
運動による消費カロリーは意外と少ないのは前述の通り。でも、運動後はお腹が空くものですし、「頑張ったから」と食事をご褒美にしてしまうものです。そうなれば、かえって体重が減りにくくなることもあります。
それでは上記を踏まえて簡単に取り組める具体的なダイエットのコツを紹介します。
|「食事」に比重をおいた簡単ダイエットのコツ
「食事」に比重を置いて生活習慣を改善するなら、下記の簡単ルールが役立つでしょう。
(1)腹八分目ルール
お腹が八分目になったら箸を置きます。満腹まで食べると過剰にカロリーを摂取することになりがちなので、この習慣だけでも自然と摂取カロリーを減らすことができます。
(2)タンパク質を意識的に摂取する
毎食、手のひらサイズの肉や魚、卵、豆腐などのタンパク質を摂取しましょう。タンパク質は殻持ちが良いので満腹感を持続させやすくなりますし、筋肉量のキープにも役立ちます。
(3)間食は果物や低脂肪ヨーグルトと決めてしまう
間食として甘い物が欲しくなることもあるはず。その際は果物や低脂肪ヨーグルトで代用しましょう。菓子類と比べて低カロリーですし、必要な栄養素を摂取することもできます。
もちろん、これに合わせてダイエット前よりも「多少なりとも運動を増やすこと」が効率良いダイエットにつながります。
今回紹介した「食事」比重を置いたルールであれば、とても簡単なのできっと持続可能でしょう。ダイエット後のリバウンドを回避するためにも、ぜひ中長期的に緩やかなペースでの減量をめざしていきましょうね。<監修:かめやまあけみ(食生活アドバイザー)>