「最近、お尻が下がってきた」「脚のラインがぼやけてきた」など、後ろ姿の“老け見え”に悩む人は少なくありません。そこでおすすめなのが、ピラティスの簡単エクササイズ【ヒップアップトレーニング】。お尻の“大臀筋(だいでんきん)”と太ももの裏側“ハムストリングス筋”を一度に鍛えることができます。ヒップアップはもちろん、代謝アップや腰痛予防にも効果的です。
|下半身の“たるみ見え”は筋力低下が原因
年齢とともに気になり始めるヒップの下がりや太もものハリ不足。その主な原因は、運動不足による筋力低下です。特に大臀筋とハムストリングスは、姿勢の維持や歩行を支える重要な筋肉。ここが弱ると骨盤が後傾し、腰が丸まり、下半身が一気に“老け見え”してしまいます。
また、これらの筋肉は代謝を支えるエンジンでもあるため、使わないと脂肪がつきやすく、下半身太りの原因にもつながります。
【ヒップアップトレーニング】
(1)四つん這いになり、手を肩の真下、ひざを腰の真下に置く
▲腕は肩の幅、脚は腰の幅に開きます
(2)右ひざを90度に曲げ、かかとを蹴り上げるように脚を上げていく
(3)ひざとお尻が同じ位置になったら息を吸い、息を吐きながらお尻をさらに上に持ち上げる
▲お尻を縮めるようなイメージで上に引き上げていくのがポイント。
(2)(3)の上下運動を“1日あたり20回を目標”に行い、続けて脚を変えて反対側も同様に実践します。なお、期待する効果をきちんと得るためには「腰を反らさないこと」がポイント。特にお尻を上げる最中に、徐々に腰が反ってきてしまいがちなので注意してくださいね。<ピラティス監修:KEI(インストラクター歴3年)>