冷房の効いた室内や車内、強い日差しの下など、夏でも羽織りものが欲しくなるシーンは意外と多いもの。とはいえ、バッグに入れると嵩張ってしまう……。そんなときにおすすめのなのが“身に着けて持ち歩く”テクニック。しっかり着るのではなくゆるっと羽織ったり巻き付けたりすれば、実用性はもちろんコーデを盛り上げる要になるんです。
“たすき掛け”がシンプルコーデのアクセントに
撮影/倉本侑磨〈Pygmy Company〉
たすき掛けして結ぶスタイルは、長袖シャツやブルゾンをアクセサリー感覚で身に着けられる着こなしテク。シンプルなワンツーコーデに取り入れるだけで一気に今年らしいスタイルに仕上がり、差し色や柄を取り入れるのにも便利です。シャツはオーラリー、タンクトップはユニクロ、デニムパンツはクロ、バッグはトポロジー、帽子はマディソンブルー、スニーカーはアディダスのもの。
“腰巻き”はスタイルアップにも効果あり
撮影/倉本侑磨〈Pygmy Company〉
夏に増えがちな上下ワントーンのコーデも、差し色になる羽織りものを腰に巻けば即座に洒落見え。スタイルアップにも効果ありなうえ、“オシャレを頑張っている感”がないのも◎。ブルゾンはエリオポール、タンクトップはミースロエ、スカートはカオス、バッグはイネス ブレッサンド、靴はエンシェント グリーク サンダルズのもの。
プロデューサー巻きはズラして今っぽく
撮影/曽根将樹〈PEACE MONKEY〉
一時期流行した“プロデューサー巻き”もいいけれど、今っぽく見せたいならセンターを少しずらして片方の肩を見せるのが正解。抜け感とエレガンスのバランスがちょうどよく仕上がります。カーディガンとタンクトップはスローン、パンツはウィム ガゼット、バッグはヴァレクストラのもの。
五分袖カーディガンの肩掛けは“一番上のボタンだけ留める”!
撮影/nara〈vale.〉
袖を結ぶことができない五分袖や七分袖のカーディガンの場合は、一番上のボタンを留めて片方の肩に少しかぶせてみて。袖が短すぎるとバランスが悪いので、五分袖以上のアイテムを選ぶのが良さそう。カーディガンはエクストリーム カシミア、プルオーバーはロエフ、パンツはヴィ ドゥ ヴァンスター、バッグはプンティのもの。
“裾インテク”でゆるっとシャツもコンパクトに
撮影/金谷章平
ゆるっとシャツ×ゆるパンツはバランスが取りづらい組み合わせですが、そんなときに便利なのがシャツの下側のボタンを留めた状態で裾をゆるっとボトムスにインする着方。シルエットが引き締まり、ほどよくきちんと感も出せます。シャツはドゥーズィエム クラス、タンクトップはブラックトゥグレイ、パンツはエブール、バッグはイヌエ、スニーカーはオートリーのもの。
“片方の肩を出す”シャツコーデでリラックス感を
撮影/金谷章平
シャツの真ん中あたりのボタンを閉めて、片方の肩を思い切り出す上級者テクニック。ボタンをあえて掛け違いに留めてアシンメトリーに着てもかわいい。正統派なシャツを着崩す、大人なリラックスコーデに。シャツはパロット キャンバス フォー アダム エ ロペ、タンクトップはサードマガジン、パンツはコルデラのもの。
シャツを“両肩出して”ストール風に
撮影/東 京祐
思い切って両肩を落としてシャツを羽織ると、ストールのような雰囲気に。パリッとしたシャツよりも柔らかい素材のものを選ぶのがおすすめ。ゆるっとした女っぽさが出てカジュアルなデニムコーデをアップデートできます。シャツはフィーニー、タンクトップはRHC、デニムパンツはウィム ガゼット、サンダルはユナイテッド アローズのもの。