星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」から、群馬県・草津温泉に新たな宿「界 草津」が誕生します。
開業日は2026年6月7日。専用トンネルで「温泉街の賑わい」と「静けさに包まれる温泉宿」をつなぎ、草津の魅力をまるごと楽しめる新しい滞在スタイルです。
すでに予約受付がスタートしている「界 草津」の見どころをたっぷりご紹介します。
「界 草津」が2026年6月7日に開業決定!
おすすめは連泊♡多様な草津の魅力を、トンネルを行き来しながら心ゆくまで満喫
星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」は、2026年6月7日に群馬県・草津温泉に「界 草津」を開業予定。専用トンネルが宿と温泉街をつなぎ、滞在中に自由に行き来できる新しいスタイルです。連泊することで、草津の自然・温泉・街歩きなど、多面的な魅力をじっくり味わえます。
客室は、群馬の絹や織物文化をテーマにしたご当地部屋「シルクアートの間」。大浴場では草津の名湯「万代鉱源泉」と「西の河原源泉」の2種類の酸性泉を楽しめます。夕食は、上州の食文化を生かした会席料理、または敷地内に併設される「蕎麦割烹 SAI」から選択可能。
「界 草津」について
「界 草津」のコンセプトは「トンネルがつなぐ木立の湯宿と温泉街」。
草津白根山の麓、高台の森に佇む宿で、94室の客室棟を中心に湯小屋棟やラウンジ棟などが点在。
木立に囲まれた中庭を眺めながら、草津の自然と湯の恵みを感じる滞在が叶います。
ホテルの大きな特徴である宿泊者専用のトンネルを抜けると、草津温泉街の中心・西の河原公園のすぐ横に出ることができ、気軽に湯畑周辺の散策へ行けます。
日本三名泉の歴史と活気を感じる温泉街の街歩きと、大露天風呂や湯畑散策を気軽に楽しめるのも魅力です。
連泊で深まる、草津の魅力
首都圏からアクセスもいい草津温泉は、年間を通してさまざまな魅力を持つ観光地です。「界 草津」では、その魅力をより深く体験するために連泊での滞在をおすすめします。草津温泉スキー場まで徒歩約3分。草津エリアではゴルフやツーリング、新緑や紅葉狩りなど四季折々のアクティビティが充実しています。今後、こうした地域の特性や専用のトンネルを活かし、多彩な連泊プランも展開予定…!
魅力あふれる。「界 草津」3つの特徴
温泉街と森の宿をつなぐ「界 草津」には、気になる見どころがたくさん♡その中でも、旅好きが注目したい3つの魅力をピックアップしてご紹介します。
魅力①客室:布の持つやわらかさに包まれる。ご当地部屋「シルクアートの間」
かつて養蚕が盛んだった群馬の歴史をモチーフにしたご当地部屋「シルクアートの間」。
草津の高原植物をイメージしたクッションやベッドライナーなどのインテリアが心地よい空間を演出します。
壁面には、1番の特徴である草津の湯けむりを絹糸で描いた織物アートが飾られています。色のグラデーションや立体感が生む奥行きが美しく、まるで1枚の絵画のようです。
このテキスタイルは、デザイナー・須藤玲子氏と桐生の職人たちが手がけたもの。
雄大な山並みを背景に、温泉の湯けむりが立ち上る草津の情景を一枚の織物で描かれています。織物の色彩のグラデーションで山並みを、そこに絹糸を細かく刻んで湯けむりを表しています。
絹糸や繭の素材を使って作られたランプシェードからは、やさしい光がふんわりと広がります。
温泉宿らしい穏やかなぬくもりに包まれ、部屋全体が静かな安らぎの空間に。
テキスタイルデザイナー 須藤 玲子さん
コメント
群馬県上州地区は養蚕・製糸・織物・刺繍など絹産業で栄えた染織産地です。現在も、国内外のクリエーターを魅了する素材、技術、技法の宝庫です。この館内には、草津地域の自然環境や歴史などをモチーフに、私たちNUNOがデザインしたテキスタイルが随所に使われています。
土地柄を重視し、群馬県産の素材、技術を多用し、環境に配慮した糸づくり、布づくりに取り組みました。界 草津のために、20以上の事業者の方々の知恵と手と技が結集したテキスタイル空間を体感していただけますことを願っています。
プロフィール
茨城県石岡市生まれ。株式会社 布 代表。東京造形大学名誉教授。日本の伝統的な染織技術から現代の先端技術までを駆使し、新しいテキスタイルづくりを行う。作品はニューヨーク近代美術館、メトロポリタン美術館、ボストン美術館、ロサンゼルス郡立美術館、ビクトリア&アルバート博物館、東京国立近代美術館など国内外の美術館に多数収蔵されている。
魅力②温泉:草津温泉の2つの酸性泉を楽しむ大浴場
自然湧出量日本一※ を誇り、毎分32,300リットル以上もの温泉が湧き出る草津温泉。「界 草津」の大浴場では、豊富な湯の恵みを感じられるよう、趣の異なる2種類の酸性泉を引いています。
一つは、草津温泉のなかでも随一の湧出量・高温・強酸性を特徴とする「万代鉱(ばんだいこう)源泉」。そしてもう一つは、引湯する施設が限られる、希少でやや穏やかな酸性の「西の河原(さいのかわら)源泉」です。
内湯には3つの浴槽を設けており、泉質の異なる湯の泉温を変えて楽しむ、湯めぐりのような体験ができます。窓を広くとった開放的な空間からは中庭の豊かな自然が目の前に。源泉豊富な草津温泉ならではの入浴を心ゆくまで堪能できます。
※:草津温泉旅館協同組合HPより
魅力③食事:どっちにする?滞在スタイルに合わせて選択
食事処で味わう「上州豊伝(ほうでん)会席」
「界 草津」での夕食は、プライベート感が保たれた半個室の食事処で、地元の旬素材を生かした上品な懐石料理を。
「上州豊伝会席」では、群馬の豊かな食の魅力を存分に引き出した品々が並びます。先付けは、草津温泉の湯畑と湯もみをイメージした器でどうぞ。
メインは、「上州常夜鍋」。鍋の出汁のなかには、丸ごと煮込んだ鶏のもも肉が入っています。群馬名産のほうれん草や柔らかく煮込まれたもも肉を、鶏のうまみが溶け込んだ出汁とともに味わうと絶品。ゆっくり食事を楽しみたい人にベストマッチ。
敷地内に誕生する「蕎麦割烹 SAI(さい)」
地粉の十割そばと香り高いつゆが主役の「蕎麦割烹 SAI」では、季節の一品料理や地酒とのペアリングも楽しめます。
主役となるのは、地粉・生粉打ちにこだわった十割蕎麦と、かつお、昆布、干ししいたけから引いた風味豊かな三段つゆ。
地元の日本酒やクラフトビール、ナチュラルワインとのマリアージュも♡料理も豊富にあるので、気軽な夕食やお酒と一緒に楽しむのもおすすめ。
「界 草津」施設概要
■ 施設名称:界 草津
■ 所在地:群馬県吾妻郡草津町大字草津字白根464番地690
■ 電話:050-3134-8092(界予約センター)
■ 客室数:94室(露天風呂付き客室 18室)
■ 料金:46,000円~(2名1室利用時1名あたり、税・サービス料込、夕朝食付)
■ 付帯施設:フロント、ショップ、スキーロッカー、食事処、湯小屋棟、ラウンジ棟、ご当地楽棟、中庭、ドッグラン、トンネル、蕎麦割烹
■ アクセス:軽井沢駅より車で60分、長野原草津口駅よりバスで20分
■ 開業日:2026年6月7日
「界」とは?
「界」は星野リゾートが全国に22施設を展開する温泉旅館ブランドです。「王道なのに、あたらしい。」をテーマに、季節の移ろいや和の趣、伝統を生かしながら現代のニーズに合わせたおもてなしを追求しています。また、その地域の伝統文化や工芸を体験する「ご当地楽」や、地域の文化に触れる客室「ご当地部屋」が特徴です。
2026年には「界 草津」(群馬県・草津温泉)、「界 宮島」(広島県・宮島口温泉)、「界 蔵王」(山形県・蔵王温泉)の3施設を開業。さらに、「界 松本」(長野県・浅間温泉)がリニューアルオープン予定です。