好きな人の本心の見極め方とは? 男性の脈ありサインを工学博士の尾池哲郎が、独自の観点で考察。この記事では、会話や職場でのふとした態度、LINEでの言動などのポイント別に、男性が本命女性に見せる好意のサインについて解説します。
尾池哲郎(工学博士)
こんにちは、尾池哲郎です。
私は無機化学が専門の工学博士。実際のところ恋愛経験は多くありません。
今回話すテーマは「男性が見せる脈ありサイン」について。しかし、正直にいうとこれを考えるにはあまりにデータ不足です。
では、どうやって私が「脈ありサイン」について解説していくのか。
「そもそも脈とは何か?」という基本までさかのぼり、ていねいに脈のメカニズムを解き明かすことによって、男性の好意の見極め方を導いていきたいと思います。
そもそも脈とは何か?
「脈あり」の「脈」とは、見込みがある、期待が持てるという意味で、「脈拍」がある、命があるというところから来ているという考え方があります。
しかし、私はこの脈拍語源説に不足感を抱きます。
私が考える好意の「脈」とは、「鉱脈」「金脈」などの言葉で使われるほうの意味に近いのではないかと思うのです。
脈ありサインは「鉱脈」に似ている
脈とはつながった線であり、さらにその線は何か「特別なもの」につながっています。
私たちが異性からの「脈ありサイン」を感じたときも、つながりそうな期待感とともに、何か「特別なもの」を感じているはずです。
脈拍にはこの「特別感」が足りません。脈拍から得られる情報は鼓動だけだからです。
一方鉱脈につながっているかもしれない特別なものはさまざま。金、銀、銅、鉄、白金、亜鉛、アルミニウム、ジルコニウム、などなど。
鉱脈の向こうに何があるのかすぐにはわかりませんが、いったん「金」が発見されると人が一気に集まります。このわかりにくさと、見つかったあとに人が群がる様子もどこか「脈ありサイン」に似ています。
「鉱石」を「イケメン」にたとえると?
脈ありサインと鉱脈の類似性を実際にたしかめてみます。まず下の「鉱石」に関する難解な説明文を読んでみてください。
【鉱石】(こうせき)
鉱石とは有用な成分を多く含む岩石のことである。
岩石の亀裂に熱水が入り込み、そこに有用な成分が沈殿すると鉱脈ができる。鉱脈は鉱石を多く含む鉱床を探す上で重要な手がかりとなる。
そしてこれをイケメンに変換してみたものが下です。
【イケメン】(いけめん)
イケメンとは有用な性格を多く含む男性である。
男性の亀裂に熱が入りこみ、そこに有用な性格が沈殿するとイケてる感じになる。イケてる感じはイケメンが多く集まる場所を探す上で重要な手がかりとなる。
文脈は同じなのに、イケメンの説明文になると途端にわかりやすくなります。
男性が見せる10個の脈ありサイン
話を戻します。脈の基本を押さえたところで、脈ありサインの傾向と対策です。
鉱床学が教えてくれたポイントは2つです。鉱脈はとてもわかりにくいが、その向こうに価値のある鉱石が隠れている。
鉱脈はどのように調べるのでしょうか。顕微鏡やX線分析を使って成分をバラバラに分解して解析します。そして、そこに隠れている価値ある成分を見極めます。
同じように男性が発する脈ありサインに含まれる成分もバラバラに分解してみます。