愛らしくデコレーションされたアイシングクッキーは贈り物としても大人気。「Canvas Cookies」では、そんなアイシングクッキーを、オーダーメイドで作ってもらうことができます。見た目だけではなく味にもこだわったクッキーは、贈った人も貰った人も、みんなを幸せな気持ちで包みこんでくれますよ。
焼き菓子とアイシングクッキーのお店としてオープン
「Canvas Cookies(キャンバスクッキー)」は、パティシエの成瀬さんが手がける、焼き菓子とアイシングクッキーのお店。ネットでのオーダー販売がメインですが、月に一度だけ、画家のお母さまと2人で自由が丘にオープンした、アートギャラリーがメインのお店で店頭販売も実施しています。
「幼少期のころから、いつも母がお菓子やパンを作っていて、それを私もよく手伝っていました。同じように絵も母の真似をして、隣で一緒に描いていたんです」と成瀬さん。
店名は成瀬さんがお菓子に、お母さまが紙に絵を描くことから由来しているそうです。
「見た目は可愛いけれど、おいしくない」を覆したくて
Canvas Cookiesのコンセプトは、「おいしくて可愛い、安心して食べられるお菓子」。成瀬さんがデザインから製作まで手がける、オーダーメイドのアイシングクッキーは、その味も人気の理由のひとつ。
「アイシングクッキーは、見た目は良いけれど食べるとあんまりおいしくない…という声をよく耳にしていました。だからこそ、味にもしっかり満足していただけるものを提供したいという、強い気持ちで製造しています」(成瀬さん、以下同)
材料には、試作を重ね選び抜いたという北海道産の小麦粉とバター、味の濃い信州産の卵を使用。土台のクッキーの砂糖を控えめにすることで、食べた人からは「見た目の印象よりも甘すぎなくておいしい」と言ってもらえることが多いのだとか。また、専用の乾燥庫を用いて乾燥時間を最小限にすることで、サクっと軽やかな食感を可能にしたそう。
自然の素材を使用し、誰もが安心して食べられるように
さらに、二児のママでもある成瀬さんは、自分の子どもたちに安全なものを食べさせたいという想いから、自身が販売するお菓子も、誰もが安心しておいしく食べられるよう、添加物や保存料・人工の着色料は一切使用していません。
「着色料は天然のものを使っていて、例えば黒色は竹炭で、黄色はクチナシの果実で色をつけています。その他、ココアや抹茶、ラズベリーパウダーなども使用。人工の着色料に比べ、淡く優しい色合いになり、口当たりも柔らかくなるんです」
また、出来たてに近い状態を味わってもらうため、お客様の手に渡るまでの日数を逆算して作るなどの工夫をしているそう。自然の素材だけを使った、やさしい甘さのクッキーは、ほっこりと温かい気持ちにさせてくれますよ。
思い描くイメージに近いクッキーを表現
実際にオーダーをする際は、まず希望のデザインを伝えます。そこから、成瀬さんがクッキーの完成図をイメージし、イラストにおこしたり、過去の製作事例などを用いたりしながら、依頼者と相談。できる限り依頼者が持つイメージに近づけるよう、何度かやり取りを重ねて調整していくそう。
オーダー内容は様々とのことですが、特に誕生日や結婚式の引き出物、入学や卒業のギフトとして選ばれる人が多いのだとか。
「お客さまから、『贈った相手にクッキーを通しておめでとうという気持ちや、想いやりがしっかり伝わってきたと言われた。本当にお願いしてよかった』と感謝のお言葉をいただくことも。作り手冥利に尽きるなと、毎回幸せを噛みしめています」
また、オーダーはクッキー代金の合計が3,240円(税込)から依頼できるため、プチギフトとして利用しやすいのも魅力的です。
お菓子を通して幸せが連鎖していくように
自由が丘のお店では、アイシングクッキーはもちろん、シンプルな味わいが魅力のサブレや、旬の食材を使った焼き菓子が並ぶことも。お店のオープン日は、ホームページや Instagramで知ることができます。
成瀬さんは、Canvas Cookiesのお菓子で、贈った人も貰った人も、みんなが幸せな気持ちになってもらえたら嬉しいと話します。大切な人への贈りものに、世界にひとつだけのアイシングクッキーをオーダーしてみてはいかがでしょう。
photo / Canvas Cookies
Canvas Cookies