割り勘にされると、愛されていないと感じてしまうことも…。しかし、男性には目的があるようです。詳しく話を聞いてみました。
神崎なつめ
食事デートでの支払い、相手にごちそうしてもらえる状況は多いですよね。自分を愛してくれたり、誘った側からおごるのは当たり前と思ったりしているなど、いくつか原因はあるでしょう。
一方で割り勘だと「もしかして自分は愛されていないのでは…」と感じてしまいがちです。
しかし、どうやら他にも理由がありそう。fumumu取材班は、デートでは割り勘だと話す男性たちに話を聞いてみました。
①見返りを求めていると思われたくない
「僕自身は…何ですけれど、奢られると何かの形で返さなきゃっていう心理が働くんですよね。だから、付き合いたての頃は特に、お金の代わりに何か要求していると思われたくないし、かえって負担になって欲しくないので、奢りません。
女性だと特に、『体が求められるんじゃ…』と思ってしまいそうですし、それは避けたいです」(20代・男性)
②お金に余裕がない
「申し訳ないんですけれど、会社で働き始めて浅いので、そんなに給料がいいわけではないんですよね。一人暮らしをしているので、必要経費でカツカツです。
やっとなけなしの交際費をかき集めて彼女とデートをしていて、とても奢る余裕はなく…。無理すれば奢れるんですけれど、そのぶん会える日数が減ってしまうので、割り勘にしてもらっています」(20代・男性)
③彼女の反応が知りたい
「彼女が割り勘に対してどう反応をするかで、性格を知れると思っています。だから、特に最初の頃はあえて割り勘にしていますね。それで別れるようなら、お金目当てなのかな…と思ったり。
そこそこ給料が良くて、女の子に言い寄られる経験が多いので、そこは割と注意しています。奢られるのが当たり前な態度なのも、僕は好きではないです」(20代・男性)
④金銭感覚を知りたい
「割り勘だと、自分と彼女、お互いに出せる金額のデートしかできませんよね。自分のお金なので、何に対していくら出せるっていう価値観もわかると思います。
それで金銭感覚が知れたらいいなと思うので、割り勘にしていますね。特に、結婚を意識しだした男性はやる人が一定数いると思いますよ」(20代・男性)
⑤将来のために貯金がしたい
「自分が今29歳なので、そろそろ結婚して落ち着きたいと思っています。だから、付き合う女性も、必然と結婚を想定できる女性でした。
2年くらいで結婚するくらいの計算で、彼女と1年後くらいに同棲して…と考えると、貯金もしっかりしたいですよね。彼女と一緒になることをお互いの目標にしているので、今は割り勘の形で協力してもらっています」(20代・惰性)
デート代だけで愛情を測ることはしないほうが良さそうです。彼にも何かしらの理由があるのかもしれませんね。
(文/fumumu編集部・神崎なつめ)