よろスィーツ! スイーツ芸人のスイーツなかのです。
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手土産やプレゼントでスイーツを贈るとき、「なにこれ!」とか「こんなのあったの!?」と驚きとともに喜ばれると、ちょっと嬉しかったりしますよね。「サプライズスイーツ」をご紹介するこの連載。第14回目は、洋風水まんじゅうをご紹介します。
和菓子からヒントを得た、洋菓子屋さんの水まんじゅう
春が終わって、そろそろ梅雨入り。蒸し暑くなってくると、さっぱりとしたお菓子が食べたくなりますよね。皆さんはどんなお菓子が食べたくなるでしょうか?色んな爽やかなスイーツがありますが、ぼくが今回みなさんにご紹介するスイーツは水まんじゅう。ただ、和菓子の水まんじゅうではなく、洋菓子屋さんが作る水まんじゅうなのです。
神奈川県にある「フランス風創作菓子 レ・シュー」は、西鎌倉に本店がある洋菓子店です。店名の「レ・シュー」はオーナーシェフの倉内さんが、初めて修行先したレストランの名前からとっています。当初はフランス料理店を出すことを目指していたこともあり、初心の情熱を忘れないために、この店名になったそうです。
にしかまプリンやにしかまチーズなど代表的なスイーツが数多くある中で、2016年に考案され誕生したのが『彩りのしずく』という洋風水まんじゅうです。箱を開けた時、水まんじゅうのイメージとは全く違ったカラフルな見た目にぎゅっと心を掴まれますよね。
和菓子からヒントを得た寒天のジュレに、なめらかなムースをいれた和と洋のコラボレーション! 気になるフレーバーを詳しくご紹介します。
抹茶からカシオレまである、豊富なテイスト
味のバリエーションは季節によって変わりますが、現在はカシスオレンジ、マスカット、パッションフルーツ&マンゴー、イチゴ&ラズベリー、抹茶、ライチ、と全6種類です。和風な抹茶から、カシスオレンジなどバラエティ豊富なラインナップが面白いですよね。
ムースに使う素材のポイントを伺うと、初夏をイメージしたものや、洋菓子屋ならではの色彩、そして濃縮度の高い物を厳選しているそう。たしかに、和菓子の水まんじゅうでは表現できないような季節感のデザインであり、デザートのような高級感がありますよね。
中のムースはなめらかなくちあたりで、味ははっきりとしている濃厚な味わい。カシスオレンジなどは、食べながら「これ、カシオレだ!」と思ってくるようなワクワク感もあったり。
個人的には、パッションフルーツ&マンゴーが好みでした。甘みと酸味のバランスがとても良くて、今の季節にもぴったりの爽快感が素晴らスィーツ! 生地とムースも口の中で心地よく絡み合って、つるんと溶けていくようなくちあたりが最高!
あと、いちご&ラズベリーは女性の方なら必ず好きになる味だと思います。まるで、果実を絞ったような瑞々しさも感じるようなフレッシュ感。だけれども、しっかりとスイーツとしての高級感のある甘酸っぱさに仕上がっています。
この生地を作る際には、糖度と型に流す時の温度が難しいそうで、繊細な作業で作られているそうです。しっかりと“水まんじゅう”としての美味しさを残すためにも、和の食材の強弱をしっかり出せるように下ごしらえや分量に気をつけるなど、ひとつひとつ丁寧に手掛けていらっしゃいます。
これからの夏の贈り物にもぴったりのスイーツなので、ぜひお試しください!!
ナイスィーツ!