それまで何も意識していなかったのに、あるときから急に誰かのことが気になり始めること、ありますよね? 人を好きになるとはそういうもの。走り出した恋の列車は、もう止まらない……。今回は、“彼のことが好きだと気付いた瞬間”について、女性たちに話を聞いてみました。
文・塚田牧夫
会社に行きたい
「私は、今の仕事がまったく好きではありませんでした。だから会社に行くのがダルかった。でもあるとき、“仕事に行きたい”って思っている自分がいたんです。
なぜなら、会社に会いたい人がいたから。それは、ひとつ下の後輩。その感情に気付いてから、一気に恋の炎が燃え上がりました」スズ(仮名)/25歳
人を好きになるだけで、考え方が180度変わることがあります。今まで嫌だと思っていたことに、前向きになれるというのもありそうな話。恋というのは、それぐらい影響力があるものです。
彼女ができたと聞いて
「家の近くにバーがあって、そこで知り合った男性がいました。顔を合わせては、一緒に飲むような関係に。でも、連絡を取るわけではなく、そこでの飲み友だちという感じでした。
ただ、しばらく会わない時期があったんです。するとマスターが、“彼女ができたらしい”と教えてくれました。そこで、急に寂しい気持ちに。好きだったのかも……と気付きました」レナ(仮名)/28歳
会わなくなって、自分の気持ちに気付くパターンですが、恋愛ではありがち。失ってからでは遅い……というのは、肝に銘じておくべきでしょう。
災害に見舞われて
「台風が来たときでした。テレビを見ていたら、私がそのとき仲良くしていた男性の住む地域に警報が出てたんです。それで、気になって仕方なくなって……。
そのときは、親のことよりも心配してました。そこで、私のなかでの彼の存在の大きさを感じました」マルミ(仮名)/26歳
災害など命の危機を知ったとき、真の思いに気付くことがあります。何もできない自分がもどかしく、さらに思いは募っていきます。
夢に出てきて
「ある夜、夢を見ました。そこに、毎日顔を合わせている、同僚の男性が出てきたんです。なんか、ドキドキしました。目が覚めてもそれが続いて……。
会社に行ってその人に会ったら、緊張して上手く喋れないんです。これは、好きになってしまったんだ、と確信しました」アヤミ(仮名)/27歳
この場合、以前から意識していたのか、夢をキッカケに好きになったのかは分かりません。しかし、夢というのは潜在意識の表れであると言われています。夢に出てきて、自分の感情に気付くこともあるのかもしれません。
“女子が彼のことが好きだと気付いた瞬間”をご紹介しました。
普段からよく会っていると、意外とその人への感情に、自分では気付きにくいもの。すると、気付いたときには遅い……という状況にもなりかねません。
いち早く気付けるように、自分の感情には素直になりましょう。
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