仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。
今回は「オフィスの温度調節バトルが止まらない」という女性のお悩みに、コラムニストのヨダエリさんがアドバイス。
オフィスの温度調節バトルが止まらない
オフィスの「エアコン温度調節」問題で悩んでいます。私は冷え性なので、この時期は暖房の温度を高めに設定しているのですが、同僚男子に「暑い」と温度を下げられます。私だけではなく、日々社内の男女間で温度の上げ下げバトルが繰り広げられているようです。どうすればみんな快適に働けるようになるのでしょうか。
暑がりVS寒がりの闘い。おそらくこれは人類が生まれたときから続いていて、この先も永遠に続くでしょう。
その昔、睡眠時の温度設定をめぐって夫婦が喧嘩する東京ガスのエアコンのCMがありました。最近でも、やはり温度設定でモメる夫婦が三菱ルームエアコン「霧ヶ峰」のCMで描かれていますよね。
なぜ夫婦は片方が寒がりで片方が暑がりなのか? これに関しては、「自分にないものを持つ者同士が結婚するケースが多いからだ」と個人的には思っています。
暑がり男子と寒がり女子、実は好相性!?
スイスの動物学者の実験によると、複数の男性が2日間着続けたTシャツを女性たちに嗅がせて好きな匂いを選ばせたところ、ほとんどの女性が自分とはかけ離れた遺伝子を持つ匂いを選んだそうです。
つまり生き物として自分とは異なるタイプに惹かれると。
同じ実験を男女逆パターンでもやったかどうかはわかりませんが、男性は自分と異なるタイプの顔立ちや瞳の色を持つ女性を好む傾向があるのは私も強く感じるので、同じことが言えるのではと思います(有名芸能人やスポーツ選手とその妻のビジュアルを見ると顕著です)。
何が言いたいのかというと、寒がり女子と暑がり男子、もしくは暑がり女子と寒がり男子は、本能的には惹かれ合う2人である可能性が高いということ!(笑)
……という認識のもと、ラブ&ピースの精神で着地点を探しましょう。
お互いに反省点はないか、工夫できる点はないか。多くの夫婦がそうしているように、譲り合いの心を持って。
仁義なき温度調節バトルの着地点
「暑い」と文句を言う男子は、もしや自分、厚着すぎ? と服装を見直してみる。
「寒い」と震える女子は、もっと寒さ対策できないかを考えてみる。脱ぎ着しやすいはおりものや、ブランケットを活用するのはマストですよね。
そういった工夫をお互い実践しようと男子に提案した上で、エアコンの温度は各々が望む温度の中間にするのがいいのでは?
もうひとつ提案。バトルが緩和されない場合には、暑がりの同僚男子くんにエアリズムのインナーでもプレゼントしてみては? 暑がりの人は冬でも暖房対策に着てますし。
折しも年末が近い時期。「1年の感謝と職場の平和を願って」などのメッセージもつければ、苦笑しつつも喜んでくれるはず。
その結果、エアコンの温度調節バトルで少し譲ってくれるようになるかもしれませんし、さらにはちょっといい雰囲気になったりして。
えー、ないない、と決めつけるのはもったいないですよ。体質的には惹かれ合う相性のはずなんで!(笑)
POINT.
・暑がりと寒がりは、惹かれ合う相性(のはず)
・お互いに工夫できる点はないか見直して実践しよう
・エアコンの温度は両者の希望温度の中間に
・暑がり男子に機能性インナーをプレゼントする手も
(文:ヨダエリ、イラスト:黒猫まな子)
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