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待ちに待った新生活! あれもこれも揃えたくなるけど……お金を使う前にまずやってほしいこと

この春、引っ越しや異動などで新生活を始めたという人たちも、新しい環境に少し慣れてきた頃でしょうか。

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休日や通勤途中にスマートフォンを眺めていると、春夏の新作コスメや洋服、はたまた便利家電や家具などの情報が目に入ります。新生活が始まると、「心機一転、身の回りのものを新調しよう」と財布の紐が緩みがちですが、収入に変わりがなければ、月々の収支のバランスは崩れてしまいます。

このような時は、一度「家計管理」に取り組んでみることをおすすめします。

家計管理は「支出の把握」から

家計管理とは、収入と支出のバランスが理想的な状態となるように整えることです。まずは「収入と支出」のそれぞれを把握することから始めてみましょう。

ここで難しいのは、支出を把握することです。

収入は、給与明細を見ればすぐにわかります。しかし、支出については「毎月、何にいくら使っているか」と尋ねられても、すぐに数字が思い浮かばない人が多いのではないでしょうか。

「何にいくら使っているか」を把握するには、家計簿をつけるのがおすすめです。

家計簿をずっとつけ続けるとなると、多くの人が面倒に感じるでしょう。ただ、今回は「毎月、何にいくらお金を使っているか」がわかれば良いので、2,3か月続けることができれば十分、目的は達成できます。

もっと手軽に済ませたい人は、買物のレシートや通帳などを確認することから始めてみましょう。レシートの撮影などをするだけで支出を自動で管理できる家計簿アプリもあります。自分に合ったやり方を考えてみましょう。

「どこを減らせるか」 ポイントは3つ

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支出を把握できたら、次は「どこを減らせるか」を考えてみましょう。

主なポイントは3つあります。ポイントの1つ目は、金額の大きな支出から見直すこと。そして2つ目は、固定費を見直すことです。

ポイントの1つ目と2つ目は、合わせて考えてみても良いでしょう。月々の支出のうち、金額の大きなものは、スマートフォンの通信費や光熱費、家賃、それに保険料など、固定費であることが多いからです。

固定費は、一度見直すと支出を減らす効果が続くため、まず取り組んでみることをおすすめします。ただし、自分が受け入れられる範囲内で考えることが大切です。

たとえば、家賃を見直そうと、月々の賃料が10万円の部屋から8万円の部屋に引っ越したとします。支出を減らす効果としては大きいですが、条件によっては、職場までの距離が遠くなったり、設備が古くなったりと、暮らしのストレスが大きくなるおそれもあります。

大切にしてほしい「自分が価値を感じるもの」

そこで大切にしてほしいことが、支出を減らすときの最後のポイント、「自分が価値を感じるもの」だけにお金を使うことです。

たとえば、料理やヨガなどの習い事は、「リラックスできる時間として欠かせない」と考えたとします。そうすると、月々のレッスン料は「自分が価値を感じるもの」なので、お金を使う優先順位は高くなるでしょう。

一方で、スマートフォンで動画を見ることはほとんどないのであれば、通信費の優先順位は低くなり、契約プランをもっと安いものに見直そうと考えることができます。

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お金を使いたいことの優先順位を付けていくと、自分にとって本当に大切なものが見えてきます。譲れないものがわかってくると、「あとは節約しよう」とメリハリをつけられるようになるでしょう。

生活の豊かさのために価値を感じるものは、人それぞれ異なります。自分の気持ちに寄り添いながら家計管理に取り組むことで、お金の心配のない、充実した新生活を送りましょう。

※この記事は2025年04月18日に公開されたものです

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