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SNSで絶大な支持!ヘアメイクのプロが語るビューティー座談会(前編)

ヘアメイクさんに聞く美容最前線

ヘアメイクアップアーティストの伊藤塁さん、佐野真依子さんのお二人を直撃!

ヘアメイクアップアーティストとして、多岐にわたり活躍されている伊藤塁さん(左)と佐野真依子さん(右)。美容のプロであるお二人をお招きして、美容座談会を実施!トレンドメイクやスキンケア、コスメ選びまで、さまざまなお話をお伺いしました。

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「何を選んだらいいかわからない」とお悩みの方も多いファンデーションや下地選びについてのヒントも満載です。前・後編の2本立てになっていますので、ぜひ参考にしてください!

トレンドメイクやファンデーションについて

―――メイクの最初のステップとなる、下地を選ぶうえで何を基準にすればよいのでしょうか?

伊藤さん:自分の肌が何を求めるかによって変わってくると思うんですけど、例えば紫外線が気になる場合は、UVカットに強いものを選ぶといいと思います。下地って肌に直接密着するものなので、とにかく自分の肌に合うものをチョイスすることが大切です。

佐野さん:例えばテカリが気になる人であればさらっとした下地が合うけれど、乾燥肌の人には合わなかったりするんですよね。なので、自分の肌に合うものと自分が求める肌質のどちらにもマッチするものを意識して選ぶといいと思います。下地はメイクコスメというよりも、スキンケアで選ぶ感覚に近いですね。

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―――なるほど、自分の肌質に合うものを選ぶことはもちろんですが、自分が求める肌質を考えることも大切なんですね。

伊藤さん:僕はいつもモデルさんにメイクをする際、下地は肌に一番近いので、ファンデーションをコテコテにのせたくないというか、ナチュラルに見えるようにしたいんですよね。そのために下地はすごく大切だと感じていて。まずは下地でくすみを取って透明感のある肌に仕上げ、ツヤを出します。その上にファンデーションで薄いベールを作るようなイメージですね。つまり、下地でどれだけ美しいベースを作れるかを考えてメイクをしています。

それに、極力コンシーラーを使いたくないので、ベースの色でカバーするように心がけています。くすみやクマ、黄ばみといった部分を色で補正することが多いので、いくつかのコントロールカラーをミックスするなど、こだわって下地を作っています。

―――どうしてコンシーラーを使いたくないんですか?

伊藤さん:コンシーラーはクマは隠せますが、やっぱりヨレるじゃないですか。それに、どうしてもつけている感が出てしまいますよね。特に目の周りは皮膚が薄く運動量も多いので、でできるだけナチュラルな方がキレイな印象になると考えています。

佐野さん:それ、すごくわかります。私も部分的に使うことはあっても、全体には使わないですね。ファンデーションも下地でカバーできる部分もあるので、部分的にしか塗らないことの方が多いです。自分自身のメイクにも当てはまりますが、モデルさんにメイクする時、肌の状態を見てファンデーションを全体に塗る必要がなければ、頬の上や広い面などポイントで使っています。

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―――次に、ファンデーションはどういうポイントで選んだらいいのでしょうか?

佐野さん:ファンデーションについてはどういう肌の質感に見せたいかで選ぶアイテムが変わってくると思います。パウダーファンデーションは比較的サラリとした質感なので、脂が気になる方やテカリやすい方にはおすすめ。リキッドファンデーションやクリームファンデーションはカバー力があり、うるおうのでしっかりカバーしたいという方や乾燥肌の方にはすごくいいと思います。

個人的にはクッションファンデーションにはすごく魅力を感じています。私自身ツヤ肌が好きなので、クリームだと厚すぎちゃうし、リキッドだと少し重くて……。そのニつは乾燥肌には効果的だけど、重さが残るんですよ。クッションファンデーションは薄づきでスッと伸ばせて、パウダー感覚で手軽に使えるのが魅力。テカリが気になる方以外は、比較的どの肌タイプの人でも使いやすいと思います。基本的には肌を乾燥させない方がヨレないと思うので、私はクッションファンデーションを使うことが多いですね。もしくは、下地にパウダーだけなど、できるだけ薄づきになるようにしています。

伊藤さん:そうですよね。僕もお客様やモデルさんとコスメの話をすることが多いんですが、最近はクッションファンデーションの方が多い気がします。手軽でカバー力もあって、しかも今っぽいツヤ肌が作れるので、すごく優秀だと思います。

クレンジングについて

―――クレンジングローションを使われたことはありますか?

佐野さん:もちろんです。ビフェスタのクレンジングローションを発売当初からずっと愛用しています。

伊藤さん:僕もスピードを求められる現場などでは、モデルさんにクレンジングローションを使うことが多いですね。昔はシートタイプが主流だったんですけど、メイクがどうしても残ってしまうし、肌をこするから負担もかかって赤くなってしまいます。そんな時にビフェスタのクレンジングローションが発売されて、値段的にもリーズナブルだし、こすらずにするっと落ちて肌に優しいので、これは使える!と思いました。

―――ふき取りタイプはどうしてもこするから、肌に悪いんじゃないかといった印象はないですか?

佐野さん:コットンやローションを少量で使うと、もちろん肌を擦ることになると思います。ビフェスタのクレンジングローションは買いやすい値段ということもあって、私はその分コットンにもこだわるようにしています。ふわふわのコットンにたっぷりとローションを含ませて使えば、肌にも優しいですよ。それにシートタイプだとすでにローションが浸されていてローションの量も決まっているけど、ふき取りだとコットンの質感や液量も好きにカスタマイズできるところもお気に入りです。

―――佐野さんがクレンジングローションを使い始めたきっかけは何ですか?

佐野さん:もともとクレンジングオイルを使っていたんです。でもマツエクにしたタイミングで、オイルだと取れてしまうからローションタイプで何かいいものがないかなと思って探していたんです。そんな時にビフェスタのクレンジングローションに出合って、すごく簡単に落ちるじゃん!って驚きました(笑)。下まつげはマスカラなので、目元もしっかり落とせるものを探していたのでぴったりでした。

伊藤さん:疲れてメイクをパッと落としてすぐに寝たい時にも、これなら一本でメイクも落とせて何もつけなくても化粧水としてスキンケアができるから便利ですよね。

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佐野さん:そうそう、オイルクレンジングだとどうしても落とすまでが大変で、メイクを落とさずに寝ちゃうことも結構あったんです(笑)。でもクレンジングローションにしてからは、それもなくなりましたね。

―――オイルを使われていた時は、お風呂で使用されていたんですか?

佐野さん:はい、そうです。ポイントメイクは別でリムーバーを使っていて、それも二度手間だったんです。今は1本で落とすことができるので、本当にストレスがなくなりました。化粧水成分から作られているのでコットンで優しくふき取るだけで、スキンケアをしなくてもそのまま寝られるのが最高ですね(笑)。

メイク直しについて

―――メイク直しをする際は、一度落としてからやり直した方がいいのか、少し浮いているものだけ押さえて直す方がいいのか迷われる方も多いと思うのですが……。

佐野さん:私自身は、メイクを一度落としてからやり直すことはあまりしないんです。ですが、仕事の場面ではベースや質感を変える時などにクレンジングローションは便利ですね。コットンでふき取ってからスキンケアをのせる必要がなく、直接メイクをのせられるので重宝しています。

伊藤さん:佐野さんも今言われたように、ローションの後に化粧水や乳液といったステップの必要がないので、スピードを求められる現場では特にありがたいですね。それにリップを落とした後は唇が乾燥しやすいんです。上からリップ美容液を塗って、時間を置いて……、みたいな負担も減らせますね。

―――クレンジングローションでふき取る時のコツは何かありますか?

佐野さん:私はポイントメイクを落とす際、コットンにローションをたっぷりと含ませた後、コットンを割いて使います。

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そのまま一枚でポイントメイクをふき取るとすぐに両面とも汚れてしまうので、コットンを割いて2枚にしてから片目で1枚ずつ目元を落としています。

―――佐野さんはポイントメイクから落とされるんですね?

佐野さん:そうです。コットンを割いてから最初にポイントメイクを落として、割いていない2枚目のコットンで全体のメイクを落としています。顔全体のメイクをふき取る時は、やっぱりふわふわのコットンの方が気持ちいいですから。

伊藤さん:やっぱりポイントメイクって濃いので、それが周りに広がらないようにするためにも、先に落とす方がスムーズでキレイに落とせますよね。

佐野さん:ポイントメイクを落とした後は、内側から外側に向かって落としていきます。ポイントは、首の周りもしっかりとふき取ること。その辺りはシェーディングで皮脂汚れが溜まりやすいだけでなく忘れられがちなので、ちゃんとふき取るようにしています。

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現役ヘアメイクアップアーティストの伊藤塁さん、佐野真依子さんによる前・後編の連載企画「ビューティ座談会」。前半では、トレンドメイクやファンデーションについてプロならではのテクニックやコツをご紹介しました。後編では、メイク別のクレンジングの使い分けなどをお伺いします。お楽しみに!

PROFILE

伊藤塁/1984年大阪府生まれ。海外でメイクアップアーティストとして活動した後、帰国後もTVや映画、舞台などさまざまな経験を積む。現在はヘアメイクアップアーティストの傍ら、サロンワークもこなす。特に韓国のオルチャンヘアメイクでの定評が高い。Instgram:@ruiito_zacc

佐野真依子/1988年東京都生まれ。雑誌『egg』のモデルを経て、現在はコスメや洋服のプロデュースのほか、メイク講師としても活躍。インフルエンサーでもあり、美容やファッションについての情報をSNSで発信。若い女性から絶大な支持を得ている。Instgram:@sanomaisanomai

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美の裏技教えます!ヘアメイクのプロが語るビューティー座談会(後編)

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