依然として続くマスク不足。そうした中、店頭でマスクを見つけた人々からは戸惑いの声が…
(Sergio Yoneda/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、依然としてマスクの品薄状態が続く。そうした中、「店頭で売られているマスクを発見した」という人々からの反響には、ある変化が見られている。
■マスクの店頭価格が高騰
インターネット上では、店頭でマスクを発見したという人々から「1箱税込み3,850円は高い」「マスクが50枚で3,980円って安いんだから高いんだか…」など、高騰した価格に戸惑う声が続出している。
しらべぇ編集部員が発見したマスクも、3層構造のプリーツマスク50枚入りのものが4,500円(税別)という価格帯だった。
こうした状況に「めっちゃ悩んだけど買うのやめた」と購入を諦めたという人や、中には「見たこともない海外製品だったのでやめた」といった声も。
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■“転売”は規制されたが…
マスクの店頭価格が高騰している事情について、経済産業省の担当者は「3月15日からマスクの転売が規制されましたが、製造業者や卸売業者など、特定の事業者に対して販売を行う者からマスクを購入する場合は規制の対象にはなりません」と、販売価格については各業者に委ねられていると話す。
また、2月17日の週から数社で中国などから輸入を再開しており、4月に入ってからは、週に2,000万枚レベルの輸入増を目指し調整しているという。しかし、それでも急増する需要には追いつかず、仕入れ値が高騰していることも一部メディアが報じている。
■「本当に必要な人に届いてほしい」
需要が増えれば、モノの値段が変動することは必然的なことなのかもしれない。
しかし、「買うのをやめた」という人の中には、「マスク買うのやめた。僕が使うより必要としている人に行き渡ってほしい」「マスク、考えた末買うのやめた。私より必要な人いるよね」など、あえて購入を控えたという人も。
コンビニで使い捨てマスクを見かけるも購入をやめた20代の女性は、「幸いにも私は今在宅勤務ができていて、買い物に行くくらいなら、手作りしたマスクがあります。私より必要としている人が大勢いると思うと、とても買えませんでした」と語った。
(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)