暑苦しい夏場のマスク問題。一瞬でひんやり快適なつけ心地にしてくれる『ハッカ油』の使い方と注意点について、メーカーに話を聞いた。
全国的に気温が上がり、新型コロナウイルス感染症予防のためマスクを着用しようにも、その暑苦しさやニオイには悩まされてしまう。
そこでしらべぇ編集部では、お手軽で抜群の効果を発揮する『ハッカ油』を使った夏マスク対策について、使い方や注意点を北見ハッカ通商に聞いた。
■マスク外側、口元の下辺りに1プッシュ
食品添加物として、主に食品などの香料として使われるハッカ油だが、その清涼感を利用した夏マスク対策がSNS上でも話題に。
マスクへ噴霧する場合について、担当者によると「スプレータイプのハッカ油であれば、マスクの外側、口元の下辺りに1プッシュ」が適量で、安全な使い方であるとのこと。
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■一瞬でひんやり爽やかに
しらべぇ編集部員が、教えていただいた方法を不織布の使い捨てマスクで試してみたところ、マスク外側に1プッシュ噴霧しただけで、ひんやりとした爽快感を感じることができた。
長時間の着用や、マスク不足のため複数回繰り返し使っていると、マスクのニオイも気になってくるが、ハッカの爽やかな香りで一気にリフレッシュされ、驚くほど快適なつけ心地に。
■必ず外した状態で噴霧を
ハッカ油をマスクに噴霧するときの注意点についてもうかがったところ、「必ずマスクを外した状態で噴霧してほしい」とのこと。マスクを着用した状態で噴霧してしまうと、目に入ってしまう恐れがあるためだ。
ハッカ油は刺激と香りが強いため、直接肌に触れると肌の弱い人などはかぶれてしまう恐れもあるそうで、マスクの内側ではなく、必ず外側へ噴霧するよう注意してほしい。
また、素材によってはマスクに穴が空いてしまう危険もあるため、ハッカ油を噴霧するマスクは「不織布マスク」か「布マスク」に限って使用しよう。
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■希釈して使用したい場合は…
なお、スプレータイプではないハッカ油を希釈して使用したい場合、本来であれば精製水で希釈することが理想的ではあるものの、その都度使い切る程度の少量であれば、水道水でも可能とのこと。
ただし、水道水で希釈したハッカ油は、精製水で希釈したものとは違い不純物が多いため、保存には不向き。湿度と気温が上がるこれからの季節はとくに、最低でも2~3日を目処に使い切るよう注意してほしいという。
(取材・文/しらべぇ編集部・越野 真由香 取材協力/株式会社北見ハッカ通商)