ユザワヤがYouTubeで夏用冷感マスクの作り方を公開。丁寧でわかりやすい動画と、ハイセンスな仕上がりが話題になっている。
緊急事態宣言こそ解除されたものの、「ウィズコロナ」な日常が続く今日この頃。マスク着用を続けている人も多いだろうが、心配されるのが夏の暑さだ。猛暑の中、マスクを着用するのは想像以上に苦しいものだろう。
そうした中、とある企業がYouTubeで夏用冷感マスクの作り方を公開し、話題になっている。
■夏用冷感マスクを手作り
動画を公開したのはユザワヤ。手芸や、工芸ホビー材料、雑貨で知られるチェーン店だ。キーとなるのは接触冷感素材で、動画テロップによると熱が移動し、奪われることで冷たく感じるという。
この接触冷感素材のほかに、用意するのはミシン針、レジロン(ニット用ミシン針)、マスクゴム、ノースワイヤー(必要であれば)だ。
関連記事:インリン、日本未上陸「マスクの減り抑える裏技」を公開 「無い発想!」
■詳細な作り方を公開
動画では接触冷感素材に型紙をセットするところから、縫い合わせ、アイロンをかけ、表布と裏布を縫い合わせ、もう一度アイロンをかけ……と、細かい工程を省略することなく公開している。
マスクの作り方を紹介する動画はネット上にも多くあがっているが、ユザワヤだけにこの夏用マスクはなかなか本格的。だからこそ、仕上がりの完成度も高く、市販のモノよりずっとセンスもいい感じだ。
■急上昇ランク入り
変わらない手作りマスクを背に、5日には急上昇ランク入りを果たした今回の動画。5日11時現在では再生回数が約17万回と、数字の伸び方からも需要の高さがうかがえる。
なお、同社では公式HPで型紙の配布も行なっているほか、公式ツイッターでもマスク作りの方法を発信しているので気になる人はチェックしてみると良さそう。
関連記事:60代女性は4人に1人がマスク手作り経験 「裁縫が苦手なので」との悩みも
■「手作りの経験あり」1割強
ちなみに、しらべぇ編集部では全国10〜60代の男女1,880名を対象に、「マスクについて」の調査を実施。その結果、「マスクを手作りした経験がある」と答えた人は、全体で14.8%だった。
このデータは今年4月に行なった調査の結果なので、今再調査すればもう少し増えている可能性もあるが、それでもせいぜい2割程度だろう。
洗うことで繰り返し使用できるなど、メリットも多い手作りマスク。時間に余裕のある人は挑戦してみてもいいかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・宝田洸太)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2020年4月24日~2020年4月27日
対象:全国10代~60代の男女1,880名(有効回答数)