無印良品が、防災ハンドブック「わたしの備え。いつものもしも。 七日間を生き延びよう。」を公開中。水害でもネックになるトイレ問題を解決するヒントも。
熊本県など九州南部を中心に、大雨による河川の氾濫、洪水など甚大な被害に見舞われている。そうした中、無印良品が公式SNSにて、NPO法人プラス・アーツ協力のもと作成した防災ハンドブック「わたしの備え。いつものもしも。 七日間を生き延びよう。」を改めて紹介。
被災地以外の地域の人々に対しても、いつ起こるか分からない自然災害への備えを呼びかけた。
■ダウンロードできる防災ガイドブック
無印良品は6日、公式ツイッターとインスタグラムに、同社の防災ガイド「わたしの備え。いつものもしも。 七日間を生き延びよう。」の内容を公開。
無印良品では、「普段使っているものを防災用品として活用する」ことを提案しており、公式サイトでは、同社製品の災害時の活用方法や、この防災ガイドブックのPDFファイルを無料ダウンロードすることができる。
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■「サバイバルトイレ」についても解説
(画像は無印良品公式Instagramのスクリーンショット)
停電や断水によってダイレクトに影響を受けるのが「トイレ」の問題だ。無印良品が公開中の防災ガイドブックにも、「サバイバルトイレの作り方」がイラストで分かりやすく解説されている。
自宅のトイレに、45リットル程度のゴミ袋を2枚被せ、その中にくしゃくしゃにした新聞紙(おむつでも可)を敷き詰める。用を足した後は消臭効果のある「猫砂」「オガクズ」「消臭剤」などを吹きかけ、内側のゴミ袋を取り出し、空気を抜いて口を強く縛って処理すればOKだ。
■今回も「トイレ使えない」と悲鳴
今回の豪雨災害においても、SNS上には「トイレ」に関する投稿が多数あがっている。また、大規模な災害が発生していなくても、マンションなどでは停電するとトイレの水が流せなくなってしまう建物も多く存在。
そのため「大雨の影響により、我が家はトイレが使えません」「私んちトイレ流せんくなった」「悲報トイレが大雨の影響で流れない」など、トイレが使用できず困り果てる人々からの悲鳴が相次いで投稿されている。
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■災害に備えている人は約3割
「備えは日常の中にあることが大切」とも訴えている無印良品。ちなみに、しらべぇ編集部が全国の10代~60代の男女1,789名を対象に実施した意識調査において、「自身や台風などの災害に備えている」と回答した人は、全体で約3割という結果に。
大半の人が、災害への備えができていない状況が明らかに。
「サバイバルトイレの作り方」の他にも、同社の防災ガイドブックには災害時に役立つ様々な情報がイラスト付きで紹介されている。
(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2019年12月13日~2019年12月18日
対象:全国10代~60代の男女1,798名 (有効回答数)